上野通子の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○上野通子君 自由民主党の上野通子です。
 冒頭に、この度の台風十八号により被害に遭われました皆様方に心からお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになりました皆様方に哀悼の誠をささげます。
 また、私たちは国民の代表である国会議員です。しっかりとルールを守らなければいけないと思います。
 私は、自由民主党、公明党を代表して、ただいま議題となりました我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会委員長鴻池祥肇君問責決議案について、断固反対の立場から討論を行います。
 まず、鴻池委員長に対する問責決議を提出するという野党の皆様の暴挙に対し、強く抗議するものです。
 委員長の職責とは、公正中立の立場から委員会の円満かつ正常な運営を図り、立法府としての機能を十分に発揮して、国民の負託に応えていくことにほかなりません。鴻池委員長は、委員会運営においては名行司役として、可能な限り審議が尽くされるよう、与野党の別なく、常に毅然とした対応を取られました。その際、野党の皆様の意見にも最大限耳を傾け、数々の調整を行うなど、まさに公正公平な委員会運営に努められてきたことは、野党の皆様も御承知のはずです。
 総理補佐官に対する異例の参考人招致を始め、衆議院を上回る総理入りの八回もの質疑、少人数会派への配慮等、事例を挙げるまでもないはずです。にもかかわらず、この度、野党の皆様は、問責決議案を鴻池委員長に対し、委員会に続けて提出してきたのであります。これまで公正公平な委員会運営に努めてこられた委員長に問責決議を突き付けるなど、理解できません。
 野党の皆様は、この度の採決を強行採決であると主張しています。しかしながら、鴻池委員長は、本院における百時間を超える審議の中で、審議はほぼ尽くされたと判断し、採決を決断されたのです。また、この法案には、与党会派だけでなく、日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の野党三党も賛成しており、私は、野党の皆様の主張する強行採決との指摘は当たらないものだと考えます。
 鴻池委員長は、参議院の在り方について、御自身の公式サイトにおいて、「参議院の役割は重要です。ひとつには衆院の「補完・抑制」がある。いわゆる世論を二分し、日本の将来にかかわる大問題については「再考の府」としての参院の存在は重要である。だから参院は官邸の下請となってはならないし、当然、衆院の下部組織になってもならない。」と主張しておられます。八月三日の特別委員会においても、同様の発言を礒崎首相補佐官に対し発言されました。
 鴻池委員長は、平和安保特別委員長という重責を担われ、まさに官邸の下請にならず、参議院の存在感を大いに発揮し、良識の府としてのプライドを持ち、十分役割を果たされたのであります。このような鴻池委員長に問責決議を行うことは時間稼ぎ以外の何物でもないということは、野党の皆様が最もよく分かっていると思います。
 鴻池委員長の座右の銘は、政治家は一本のろうそくたれというものだそうです。たとえ批判があろうとも、この言葉どおり、国民の負託を受けた我々国会議員には、世の隅々まで照らし出し、より良き社会をつくり出す使命があります。
 平和安全法制には反対の声も上がってはおりますが、我が国を取り巻く情勢を冷静に見れば、抑止力を高める必要があることは明らかです。国民の生命、安全、財産を守ることが我々に課せられた大きな仕事でもあります。
 私どもは、我が国の安全を守るには平和安全法制が必要であると確信するものです。法案に賛同できない方はおられるでしょうが、審議を尽くした上での法案採決には道義上も手続上も落ち度はないものと考えます。
 以上、理不尽な本決議案に断固反対することの意思を表明し、私の反対討論を終わります。(拍手)

発言情報

speech_id: 118915254X04320150918_128

発言者: 上野通子

speaker_id: 25914

日付: 2015-09-18

院: 参議院

会議名: 本会議