石破茂の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(石破茂君) 委員御指摘のように、新幹線が走りました、東北新幹線が。ただ、それと期を同じゅうして北斗星がなくなり、そしてまたトワイライトエクスプレスがなくなりました。委員も私も同じ昭和三十二年でありますが、この夜行列車というものは就職であり受験であり、いろんな経験を持っております。
この御指摘のクルーズトレイン「ななつ星in九州」という列車でありますが、私も先般、取材で少しだけの区間乗せていただくことがありました。まさしくこれは地方創生の核である観光の一番のポイント、驚きと感動、自信と誇り、それが詰まった列車でございます。御指摘のように、九州のいろんな食材、例えばお野菜であれば宮崎県都農町の野菜、これを積んで走る。そして、肉であれ魚であれ、その九州で一番いいもの、それはもう毎回毎回変わっていくのでしょうけれども、それを食べた人というのは、九州はこんなすばらしいものがあるのかということであります。
そして、速く走るわけではありませんから、あちらこちらに止まります。そうすると、町の人々が大勢おいでになって、その地域の芸能とかそういうものを御披露いただく。あるいは、列車はゆっくり走りますから、沿線の方々が手を振ってくださるんですね。選挙運動かと思ったぐらいですが、列車が走るとあちこちで手を振っていただけるので、それは物すごく一体感というものがあります。この列車そのものが、委員御指摘のように、会長の唐池さんあるいは鉄道デザイナーの水戸岡さんが世界で一番いい列車を造るんだという、そういう思いを結実させた、そしてそれが九州各地の自信と誇り、驚きと感動、そういうものを見出して走っていくというものだと思っております。
地方創生というのはまさしくこういうことだなと思って私は感じ入ったのでございますが、三泊四日あるいは一泊二日のコースがございますが、おっしゃっておられたのは、世界旅行もいい、いろんなところにいろんなものがあると。だけれども、日本人にとって、日本語が通じる、そういうようなカジュアルな旅というのか、そういうのもいいのではないだろうか。我々は世界あちこちに行くけれども、日本にもまだ知らないところがたくさんあるんじゃないか。知らないところ、食べたことのないもの、そういうものを巡って歩くのもこのななつ星なんだということをおっしゃっておられました。三泊四日、なかなかこれ切符が買えません、これは予約じゃなくて抽せんでございますので。だから、三泊四日の旅をやられた方というのは半分の方が本当に感動して泣かれるそうです、こんないいところなんだ、こんないい時間があるんだと。
私は、委員御指摘のように、その瑞風というのはJR西日本が再来年から走らせる列車だと思います。それを見ると、どうも単線未電化なので、私のところとか、あるいは竹下大臣のところとか、そういうところを走る列車だと思いますが、そこでは、下関のフクであり、あるいは鳥取のカニでありという、いろんな食材、瀬戸内海側のいろんな食材、そして景色、そこに住む人々、私は地方創生の大きな核になるものだと思っております。新幹線の速達性と併せて、そういうような在来線を組み合わせることによって、鉄道の良さというものもまた地方創生に大きく資するものではないかと、かように考えておる次第でございます。