古賀友一郎の発言 (予算委員会)

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○古賀友一郎君 ありがとうございました。岸田大臣の本心が、そのしかとしたまなざしから伝わってきたように思います。
 まさしくこのNPT再検討会議の成功が目的であって、これが一番重要なことなんだと。私も心配していたのは、この文書があたかも踏み絵のように使われて、核保有国と非保有国との間に溝が生じることを懸念をいたしておりました。
 先日、クリミアの併合に関して、ロシアが核兵器の使用の準備を指示していたという驚きの報道もありまして、確かに一日も早く核兵器をなくしてほしいという、そういう思いというものは十分これは理解をできるわけでありますけれども、結局、その核保有国と一緒になってこれを取り組んで前に進めていくということが大切であるということは、本当にそのとおりだというふうに思います。
 オバマ大統領のプラハ演説もありましたように、核保有国にもその廃絶に対する理解も見受けられるというわけでございますし、実際に米国もこの会議に入って一緒に検討しているというところでありますから、両者の間に溝が生じてしまうことは、かえってこれは進展に水を差してしまうのではないかなと、このように思っております。
 私は、この核廃絶の問題と核による安全保障の政策というのは、とかく矛盾、対立する問題として取り上げられることが多いんですけれども、そうではなくて、理想と現実のギャップだろうと、このように捉えております。現にそうだからといって理想を放棄するのは、これは本末転倒でありますし、理想に走り過ぎて現実を見ないというのも問題であります。どんな政策にも理想と現実のギャップはあるわけでありまして、現実を理想に近づけていくのがまさに政策、政治ではないかと、このように思います。
 唯一の被爆国である我が国は、まさしく、好むと好まざるとにかかわらず、核兵器廃絶に向けて国際社会をリードする使命と期待を負った国でございます。今回の文書に賛同する意思、これを明確にするかどうかということよりも、核兵器を廃絶するという我が国の目標はぶれないんだということを、この際、安倍総理から明確におっしゃっていただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 118915261X00820150318_009

発言者: 古賀友一郎

speaker_id: 3122

日付: 2015-03-18

院: 参議院

会議名: 予算委員会