辻山幸宣の発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(辻山幸宣君) ある県の会派が県の地産地消条例を作りたいということで、その原案を作って検討していました。そのシンポジウムに参加したときに私が申し上げたのは、率直に言って、地産地消をそのような仕掛けで全国に広められたら東京は干上がってしまいますと。
つまり、東京には自分たちで調達できる食料品なんてないんですよね。全部地方で生産したものを持ってきて、そして地方で生産した人と変わらないほどに安い価格で、つまり輸送費などもどこをどうやっているんだというようなこともあって、恐らく、多くの利便性と、それから他の地域から比べれば比較的賃金の高い生活をしている東京圏はもっとそうした地方産出のものに負担をしていいはずだと。つまり、東京で暮らすというのはそういうふうに高く付くんだよということが前提になっているはずだ、それがなっていないのは地方に負担を強いているからですという形で、実はそのとき陳情しました。そんなに広められると私たち東京人は食っていけませんというようなことを言った。
この問題は実は大変大きな問題を抱えていて、これは余り大きな声では言えないんですが、例えば道州制論議なんかが出ていますよね。私も基本的には道州制で何かがどうなるとは思いませんが、今のお話のような、言わば地方の物資なりが移動するときに、道州の境を越えるたびに課税するというような権限を国が手放すというか認めるのであれば一つの意味はあるかな、地方経済を自立させていくという意味はあるかなというふうなことをどこかで申し上げたことがあります。
そのように今、私たちは一生懸命地域で知恵を出して頑張ろうとしているんですが、おっしゃるとおり、頑張れば頑張るほど輸出超過になる可能性があるんですね。それをどうやって調和させるのか。残念ながら、私にも知恵がありません。申し訳ありません。