島尻安伊子の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○島尻国務大臣 今先生御指摘のように、沖縄の子供を取り巻く環境は、全国と比較して特に深刻な状況でございます。
私自身、大臣に就任以来さまざまな施設を視察いたしまして、NPOなどの関係者とも意見交換を行ってまいりましたが、例えば、一日の食事が給食のみであったりとか、それから、着がえがなくていつも同じ服を着ていたりする子供の話を伺うなど、子供たちの大変厳しい状況を実感しております。
これまで、沖縄振興としては、社会資本整備などが進められてまいりましたけれども、今後の沖縄振興策を考える際には、残された課題というところにも目を向けることが必要でありまして、私としては、まさに沖縄の子供の貧困対策がその一つであるというふうに考えております。
このために、今回、沖縄振興特別措置法に基づいて、沖縄振興を担当する立場から、沖縄独自の施策を講じることにさせていただきました。
お尋ねの具体策についてでございますけれども、平成二十八年度から、新たに、個々の子供の貧困に関する状況を把握し、支援を要する子供とその世帯を支援措置につないでいく支援員の配置、それから、子供が安心して過ごせる居場所の運営の支援、これらをモデル的そして集中的に行う沖縄子供の貧困緊急対策事業というものを実施することといたしまして、平成二十八年度予算に十億円を計上いたしました。できるだけ幅広い市町村で実施されるよう、補助率を十分の十とさせていただき、また、地域の実情に合わせて実施が可能な柔軟な仕組みにしております。
加えて、貧困家庭の経済的自立を促進するために、一人親家庭の親の雇用などに取り組む事業者、それから学び直しに取り組む一人親について、沖縄振興開発金融公庫の貸付金利の優遇措置などを行うこととしております。
こういったように、現場の実施状況を注視しつつ、今後も、沖縄県あるいは市町村のほか、経済界そして教育界などさまざまな立場の皆様と連携して、沖縄の子供のために、率先し、総力を挙げて取り組んでいきたいと考えています。