岸田文雄の発言 (外務委員会)

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○岸田国務大臣 まず、平和条約交渉ですが、昨年九月、私がロシアを訪問させていただきまして、日ロ外相会談を行いました。その際に、ウクライナ問題等があり中断していた平和条約交渉を再開する、これを確認いたしました。それ以後、事務レベルで平和条約交渉を一回行いました。そして、今回、五月六日の首脳会談において、次回この平和条約交渉を行うというのは、それに続く交渉を行うという意味であると理解をしています。
 そして、この新しいアプローチについて御質問をいただきましたが、これまでの平和条約をめぐる議論においては、歴史的解釈あるいは法的な立場、こうしたものに関しまして、双方の議論が激しくぶつかってまいりました。私も、二〇一三年の四月に、初めてラブロフ外相と日ロ外相会談をイギリスのロンドンで開催いたしましたが、その際も、歴史的な解釈、法的な立場について双方が激しくぶつかったのを覚えております。
 そして、その後、先ほど申し上げましたウクライナ問題等があり、そして昨年九月、平和条約交渉の再開を確認し、ことしの四月十五日に、私自身五回目の日ロ外相会談を行いましたが、その際に、双方に歴史的な解釈、法的な違い、こうした立場の違いはあるものの、その上に立って双方受け入れ可能な解決策を作成していく、こういったことを確認いたしました。
 そして、その議論を踏まえて、今回、五月六日、首脳会談が行われました。これまで停滞してきた交渉に突破口を開くために、今までの発想にとらわれない新しいアプローチで交渉を精力的に進めていく、こういったことで一致をしたわけであります。
 その新しいアプローチの具体的な中身については、交渉の関係上、今現在明らかにすることはできませんが、一つは、先ほど申し上げました、四月十五日の外相間での確認をベースにして、その上に上乗せをした、こういった議論であります。そして、我が国の法的な立場等は全く変わりがないということは確認しておかなければなりません。
 そして、そうした考え方に基づいて、次回、六月に平和条約交渉を東京において開催するということを確認した、これが五月六日の首脳会談の内容であります。

発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2016-05-13

院: 衆議院

会議名: 外務委員会