赤澤亮正の発言 (環境委員会)

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○赤澤委員長 これより会議を開きます。
 環境の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、去る二十三日に行いました福島県における放射性物質汚染対策等に関する実情調査につきまして、参加委員を代表して、その概要を私から御報告申し上げます。
 最初に、楢葉町内において、富岡町の宮本皓一町長と懇談し、町長から、同町が目指している平成二十九年四月の帰還開始を見据えた、復興拠点等における除染未実施箇所の早期除染、除染の効果が低い箇所に対する徹底した再除染、帰還困難区域における除染計画の早期策定と本格除染の実施、中間貯蔵施設の早期整備について要望を受けた後、放射性物質への懸念から壊れた住居のリフォームで生じた廃材が処理業者になかなか受け入れてもらえない現状、多くの町民が帰還を希望しないとする主な原因、ライフラインの整備に対する町民の懸念、除染の目標値や森林除染のあり方等について意見交換を行いました。
 次に、中間貯蔵施設までの車中において、環境省及び中間貯蔵・環境安全事業株式会社から同施設とその事業の概要について説明を聴取した後、大熊町にある同施設の保管場において、昨年三月から行われているパイロット輸送の状況を視察しました。
 保管場では、福島県内各地から搬入された除去土壌等の確認と場内車両への積みかえ、保管場での定置の状況を見ることができ、帰還困難区域内にある現場において被曝線量に留意しながら作業に従事することの困難さを実感いたしました。
 また、視察先での移動中、車窓から多量のフレコンバッグの積まれた仮置き場が散在しているのが見受けられ、これらのフレコンバッグの受け入れ先となる中間貯蔵施設が双葉郡を初めとする福島の復興に向けて重要な役割を担っていることを改めて認識いたしました。
 その後、福島市内において、双葉町の伊沢史朗町長及び浪江町の馬場有町長と懇談を行いました。
 伊沢町長からは、町の復興に向けた町内の九六%を占める帰還困難区域の除染の推進、建設予定地の地権者に寄り添った形での中間貯蔵施設の建設の加速化について、また、馬場町長からは、平成二十九年三月の帰町目標の達成に向けた除染作業の加速化、帰還困難区域と森林における除染の推進、産業廃棄物処理の適切な実施について要望を受けました。
 その後、なりわいの中で森林資源を活用している地元住民の除染に関する意向、五年後、十年後を見据えた町づくりの構想と国の支援のあり方、中間貯蔵施設建設予定地の地権者の調査に対する町の協力のあり方等について意見交換を行いました。
 当委員会といたしましては、今回意見を交わした三人の町長を初め、東日本大震災から五年を経過しても今なお極めて厳しい条件のもとで地域の再生に向けて御努力を続けられている双葉郡の全ての関係者の皆様に対し、心から敬意を表します。
 また、除染に当たっては、復興を目指す個々の地域の事情に十分な配慮がなされるとともに、除去土壌等を受け入れる中間貯蔵施設の整備が地元の理解を得た上で進められることで、双葉郡全体、福島県全体の再生が一日でも早く実現できるよう、立法調査活動を通じて最大限の支援をするべく、会派や立場の違いを超えて精力的に取り組む必要があると改めて痛感いたした次第であります。
 最後に、今回の視察に当たり御協力をいただきました全ての関係者の皆様に深く御礼を申し上げ、視察の報告とさせていただきます。
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発言情報

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発言者: 赤澤亮正

speaker_id: 10213

日付: 2016-03-25

院: 衆議院

会議名: 環境委員会