升田世喜男の発言 (環境委員会)
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○升田委員 今の答弁にあったように、海洋汚染防止法というのは、ロンドン条約とMARPOL条約、このMARPOL条約というのは国交省の管轄で、国交省の判断で、通達で、数年前から、船の上に機械を載せて、その上からだと海洋投棄してもいい、こういうことは私も勉強させていただいて理解をしております。
くどいようですけれども、一旦陸に揚げたものがなぜできないかということをもう一度聞きたいんですが、きょうは、お許しいただいて、ここに牛乳を出させていただきました、小道具として。ここが海だとします。これは牛乳です。それで、ホタテの残渣の作業というのは海際ですから、目の前が海で、この辺が作業場なんです。私も現場に行って体験しましたのでわかります。ここが海です。ここが陸です。ここにあるこの牛乳を、これは残渣ですけれども、これをこのまま海に捨てるのはオーケーなんです。認められているんです、今やっている。これが、ここに一旦来てこう来ると、産業廃棄物ということで、出せない。
しかし、中身は牛乳ですよ。同じなんです。実は、投棄されるものが全く同じなんです。しかも、海から揚げたものが、二日も三日も四日も一カ月も一年もたってから戻すというわけじゃない、現場でいくと。それは二時間、長くても三時間なんです。それでもって、捨てるのはいけないと。
丸川大臣、よく聞いてください、大臣でございますから。
二トン生産すると、残渣は一トン出るんです。三百万生産額であるとすれば、その処理費用に、平舘という地域でありますけれども、漁師が全部負担する場合は三分の一、百万かかるんです。いわゆる残渣処理の費用に百万、三分の一ですよ。六百万生産額があったら二百万です。これは相当厳しい。それで、ホタテで、いわゆる養殖で生きている漁師さん、平舘という地域名を出して恐縮でありますけれども、七十五の漁師さんがあるのが、毎年三軒やめているんですよ、このお金の分が帳尻が合わないということで。
ですから、私はあえてきょうはお願いして、中身が変わるならば理解できます。そのことによって海の汚染が広まるということがわかるならば、これは理解できます。
もう一度言います。
ここからここの作業の時間はわずかに二時間か三時間しかありません。これは山のものでも、あるいは、建設の廃材とかビルの残骸とかそういうものではありません。海から発生したものを海に戻すということをだめにしているから、漁師が苦しんで廃業している。今、地方は人口減少です。こういうことを考えていきますと、なぜそれができないのかというのが、全くもって不思議でならないんですね。
これは次の質問項目にもう一点ありましたけれども、もう既に網羅されておりますので、私、ここで私のこのやりとりを拝見している丸川大臣にひとつ御感想を求めたいと思うんです。
その前に、もうちょっと臨場感を出させるためにちょっと説明しますけれども、朝、大体一時か二時に起きて海に行くんです。帰ってくるときは三時あるいは四時。四時ごろですね、四時になると明けてきますから、四時あるいは四時半。そのときに、近所の奥さん方が待っているんです。ですから、奥さん方が五人も六人も待っていて、時給は幾らかけているかわかりませんけれども、そういう地域のコミュニティー、きずなでもって一生懸命、ようやくそのなりわいが成り立っているんですよ。
しかし、ここにあるものをここから捨てるのはオーケーですが、一旦この辺に持ってきて二、三時間後にここに捨てるともうだめですよと。ですから、国交省の方では機械をつくりました。その機械を船の上につけて捨ててくださいと。四百万です。本人負担は百万円です。なぜまた漁師さんに負担を求めるんですかという、私はこれは不条理だなと思っています。
以上のやりとりで、大臣の御感想を求めたいと思います。