石原伸晃の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○石原国務大臣 交渉結果を踏まえて分析をさせていただいたものであるということが第一点でございます。
その上で、今委員が御指摘になりましたとおり、TPPの合意内容が、貿易コストを引き下げる、これは当然でございます。例えばですけれども、原産地規則の統一によって事業者の方の負担というものは緩和される、こういうこともいろいろ含まれているんだと思います。さらに、それによりまして貿易量が輸出入ともふえますので、生産性が向上したり、これに伴いまして労働供給がふえるといったような効果を含めて、より包括的に、森山大臣が説明した、単純に関税撤廃、ゼロ、対策ゼロというようなものではなくて、包括的な分析を行ったものだと考えております。
それでも、よく眺めてみますと、昨年の分析の中には、TPPによりまして、日本に対しての直接投資がどのぐらいあるのかといったような効果はまだ含まれておりません。TPPがもたらす経済効果の全てを実は内包しているとは考えてはいないわけであります。
そうした点から、内容ですけれども、これは適正であるということは当然なんですけれども、やはり、委員が御指摘のとおり、一つの試算であるということだと思います。
この分析は、我が国経済を新しい成長経路に乗せるために官民がどのように行動することが必要なのか、総理がよく申されておりますけれども、TPPによる成長メカニズムというものを明らかにすることでお示しをさせていただいたというふうに御理解をいただきたいと思っております。
なお、委員が後段で御紹介されましたとおり、世銀による試算、これはGDPを二・七%押し上げる。このほか、海外の著名な研究所でもありますピーターソン研究所による試算でも実所得をプラス二・五%。ほぼ我が国の政府の試算と同様の結果が出ているということも事実でございます。