篠原孝の発言 (経済産業委員会)
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○篠原(孝)委員 国際交渉の中で問題にならないならそれでいいのかもしれませんけれども、多分、ドイツが認められているのは、ドイツは非常に努力してCO2を出さないようにしたりしている、そういったことを、だから、競争力をそぐようなことを片方でしているので、その見返りとしてやっているから許されているんじゃないかと僕は思います。
日本なんかはそういうことをしていなくて、何もないから、石炭も石油もない、LNGもない、だから何でもいいから一番調子のいい安いものを買う。ドイツは国内の石炭を使わなくちゃいけないというのがあるわけです。そういうのがないから、一番国際的に便利なのを買っちゃっている。それでやってきている。だから、日本がやったら、私はやはり問題だと思いますね。だから、国際社会において日本を問題にしろなんということは言いませんけれども、余り農業の世界ではわからないんです。しかも、大規模の方だけ、大規模の方をバックアップする。これもあり得ないことです。
ただ、当然、ドイツでも大規模の方はFIT制度の対象からなくなっていますけれども、それを、日本は大規模の方をうんとバックアップして、中小企業の方には使ってくださいとか言っているとさっき答弁の中にありましたけれども、何を言っているんですか。中小企業にこそ、使ってください、こういう制度があるんだから、こうやってと言ってやらなくちゃいけないことだと思います。
後で触れますけれども、経産省の行政は冷たいんです。勝手にやってくださいというものなんです。これは非常によくないことだと私は思いますよ。反省してください。
次に、太陽光発電。
僕なんかはエコロジストの端くれです。だから、緑の羽根もちゃんとやっていますよ。まだやっている。いつまでやるのかどうか知らないんですけれども、やっています。
ドイツ、北ドイツへ行きましたけれども、あんまりしっくりしないですね。風力発電がすごいですよね。何でこんなにしつこくやるのかと。だけれども、ちょっと思い直すと、これが二十年、三十年あるいは五十年たったら、オランダの風車と同じで、地域の景色として定着するのかなという思いもないではないんです。
しかし、これは僕の気持ちですけれども、優良農地のところに、ただでさえ農地が少ないところに太陽光パネルがずっと設置されているんですね。これは国家の資源の無駄遣いだと思います。
その前に、耕していないからしようがないんだというのがあるのかもしれませんけれども、それは耕せるようにすべきであって、そんなところに太陽光パネルを設置すべきじゃないと思います。どこかおかしいんです。エネルギーはエネルギー政策だけでやっているんですね。もしそういうふうにやるんだったら、私は考えてほしいと思うんです。そういうことに口を挟んでほしい。
なぜこれを言うかというと、そちらの皆さん、よく聞いてくださいよ、事務方の皆さん。経産省の行政は産業政策で、小さな政府で勝手にやればいいんだと。僕は、どの産業を興してどうやってやっていくかはそれでいいと思います。
しかし、昔は鉄は産業の米だと言われていましたけれども、何でそんなことを言うのかなと、だから大事なんだというのをよく言っているんですけれども、僕は、産業の米とかそんなことを言うんだったら、米と同じように扱われていいものに電力があると思うんです。エネルギー、電力料金、電気があると思うんです。これは、経産省はくまなく目を光らせてというか、目配りしてやるべきことだと僕は思います。だから、皆さん勝手にやってくださいというのじゃいけないと思っているんです。
その典型的なものが原発ですけれども、どうも腰が引けている。民間がやればいいみたいな感じで、国策民営会社とよく言われますし、そうなっている。このエネルギーは、地方にも目配りして、はい、皆さん、こういうFIT制度ができましたから、これでやればいいんだというような、そんなことだけではやってほしくないと思うんです。
きょう追加の資料をちょっと見ていただきたいんですけれども、これは皆さん、自分の県がどうかというのをよく見てください。海がなくて平地しかなくて山もないという埼玉県と、山ばかりで海はあるのと、長野県は山ばかりで平地もないし海もない。どういうのがいいのかというと、これを見てみると、各県によって違うんですよね。
ちょっと飛ばした質問のところになりますからよく見ていただきたいんですけれども、再生可能エネルギーというのも各国によって違う。例えば、スペインが最初風力発電でやっていたけれども、今や太陽光発電に相当力を入れているというのは当たり前ですよね、地中海で天気がいいわけですから。
こうやっていって見ていくと、僕らのところ、上からいって、風力に北海道は力を入れている。この1、2というのは順番です。秋田県なんというのは林業の盛んなところで、バイオマスがゼロなんですね、FITの。そして、一番下の方を見ていってください。宮崎県も林業県です。ここはちゃんとやっているんですよ。一番です、バイオマスの。何で秋田県がやらないのか。
これは何年たつんですか、FIT制度を導入して。経産省が冷たいというのはこういうことなんです。農林水産省だったら、秋田県は何をやっているのか、こういう制度があるんだからやったらと懇切丁寧に言ってやりますよ。そして、パイロット事業、バックアップもしますよ。これをほっておいて、あんたら考えて適当にやってくれと。これはほかの産業政策と変えてほしいと思います。だから、これをわざわざ追加の資料でお願いしたんです。
よく見てください。これを見ると、なかなか気のきいた県と気のきかない県なんて言っちゃ悪いんですけれども、その差が出てくるんです。絶賛すべきは静岡県ですね。川勝平太知事、どうでもいいことですけれども、親しい友人であります。エコロジストで、彼は同じような価値観を持っているんです。知事の一声というのが大分きいているんじゃないかと思います。鹿児島県も、伊藤知事、この人は何かよくでかい口をたたいているんですけれども、まあ、立派なことをされていて、やることをやっておられるんです。
皆さん、地元の県によく行って、やれとやっていただきたいと思うんです。これは本当に県の姿勢云々です。
だから、太陽光の非住宅のものは企業がやっていますので、これは何番とはやりませんでしたけれども、丸がいっぱいついているところと全くついていないところで、恥ずかしながら、我が長野県はどうかというと、さすが中小水力はあります、山ばかりで、川がいっぱいあるわけですから。中小水力、特に小水力の適地だらけだと思います。こんなのは、適地適電なんてやったらとんでもないです。川が流れて、落差があったらどこでもできるんですよ。だけれども、恥ずかしいんですよ。だから、正直にバツしてありますよ。
長野県は山ばかりなのに、バイオマス発電とかFITがほとんどない、ほとんどじゃないですが、秋田県よりはましですけれども、やっていないんですね。こういうのは問題があるんです。これを放置しないでいただきたい。こういうことをちょっと考えていただきたいんですね。
だから、農地なんかにやるんじゃなくて、やるんだったら、こういうことがあると思うんですよ。経産省の所管ですよ。郊外にショッピングセンターのモールができて、これはよくないことですが、シャッター通りをつくっちゃっているんです。広いところにつくっているわけですが、その屋根に全部太陽光パネルを設置しろと言ってやればいいんですよ。わざわざ農地を潰してショッピングセンターをつくったら、その上を太陽光パネルにしろというふうに義務づけたって僕はいいと思うんです。ほったらかしにしておいて、あいている農地だからやれとやって、どうぞ、これは間違っていると思うんですね。そういうことは考えられないんでしょうか。
さっき、日下部長官が、各省といろいろ連絡をとって、いろいろなかかわりでやっていると言いましたけれども、これは政治家が、政治がきちんと声を立ててやらなくちゃいけないと思います。ピンポイントでいいですよ。
これも僕は前に怒られちゃったんですけれども、大分昔に、FITなんかないときですけれども、パチンコ店も同じようにあるんですよ。いっぱい電気を使って音楽を流してやっているんだから、自分の電力ぐらい自分で調達しろ、自立分散型発電をしたらいいんじゃないかと言ったんだ。これは大分前に言ったんですけれども、今こそその時期だと思いますけれども、いかがでしょうか。