田野瀬太道の発言 (財務金融委員会)
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○田野瀬委員 ありがとうございました。
世界的にリスク回避の傾向がある、先日来、大臣も黒田日銀総裁もそのように御発言を承っておるわけでございますが、ただ、決して日本経済のファンダメンタルズは悪いものではないという御答弁も繰り返ししていただいておるわけでございます。挙げますと、先ほど政務官もおっしゃっていただいたように、いろいろな要因で不安定なところがあろうかと思うんですが、決して、その中でも日本の経済のファンダメンタルズは悪いものではない。
例えば、三年間のアベノミクスで、名目GDPは二十八兆円増、国民総所得は四十兆円増、雇用も百万人以上増、企業収益も過去最高となるなど、長く続きましたデフレによる不況から、確実に、まあこれは確実にと言ってもええとは思うんですけれども、脱却しつつあることは間違いないということでございます。
これはちょっと楽観的過ぎるかもわかりませんが、為替が円高に振れているというのも、世界各国から日本の政治と経済に対して信用の裏返しであるんだというようなことも、過激かもしれませんが、ひょっとしたら言うことができるかもしれません。
なので、そこをしっかりと見据えた上で今後の対応をしっかり講じていく。我々が進めておりますアベノミクスにとって決して株安と円高というのはいいものじゃなくて、障壁になり得ますので、それをしっかりと打破していかなければならない、そのように思っているところでございます。
ちょっと話が横にそれるんですけれども、先日、数人で麻生大臣と夜お食事をともにさせていただくことがございました。大臣の方から御高説を賜ったわけでございます。心にがつんといただいた言葉なんですけれども、何をおっしゃったかといいますと、経済は安定した政治のもとで健全に成長するものなんだ、そういう趣旨のことをおっしゃっていただいておりました。また同時に、現在の世界をぐるっと見渡してみまして、最も政治が安定している国の一つに日本があるんだ、これは自信を持っていい、そうやっておっしゃっていただきました。あともう一つの国もおっしゃっておられましたけれども、それはもう言わんときます。日本は最も安定した国の一つなんだとおっしゃられました。
世界各国を多く見て回られまして、そして多くの要人とお会いしてこられました麻生大臣がそのようにおっしゃったということで、本当に説得力のある言葉でございましたし、そうかなるほど、日本というのは、いろいろ与野党の思惑はありますけれども、世界に比べてみたら、安定していないわけじゃないというか、どっちかというと政治が安定している国なんだ、そういうふうに勇気を大臣には与えていただいたというようなちょっと逸話があったんです。
何が言いたいかと申しますと、要は、世界的にリスク回避の動きがある中、日本の経済のファンダメンタルズは決して悪いものじゃない。世界的に経済が発展するためには政治が安定しないといけないという前提に立ったときに、日本の政治はまあ安定しているというときにこの日本が頑張るしかない、頑張る以外の筋はないのじゃないかというふうに思っております。
今こそ我々は、与野党ともに知恵を出し合い、安定した政治のもとで経済再生に取り組む必要があるんだと強く思っているところでございます。
連日の株価の変動に一喜一憂をすることなく、とにかく前進をする。例えば、女性活躍などで労働力を確保、もしくは、イノベーションを通じて生産性を高める。もしくは、TPPによる市場の拡大、これをチャンスと捉え、商品の付加価値を高め、雇用を生み、そして外貨を稼ぐ。実質のGDPを上げたり外貨を稼いだり、そしてさらには、減少している個人消費を喚起して成長と分配の好循環をつくり上げなければならない。そんな局面にあるんだ、そのように思っているところでございます。
デフレからの完全脱却に向けて我々が講じることができる選択肢は、ひょっとしたら決して多くはないかもしれませんが、とにかくやれることをひたすらやるんだというふうな思いでおるところでございます。
そこで、ちょっと広い質問で申しわけございませんが、改めてですけれども、民需主導の経済の好循環の確立に向けた政府の取り組みの御所見、お伺いさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。