麻生太郎の発言 (財務金融委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○麻生国務大臣 今は御存じのように、年初来、世界的に、リスクの回避というものに向けていろいろ金融市場の中で上がり下がり、ボラティリティーとかいろいろな表現がありますけれども、そういう変動がする中であります。
あすの夕方から上海でG20が開かれることになっておりますので、そこでいろいろ話を、各国、意見交換という場で話をさせていただくことになるんですが、私の方からは、例えば今の中の大きな、昨年の十月、上海から始まったみたいな話ですけれども、少なくとも、中国の過剰設備、鉄鋼に限りませんけれども、多くの過剰設備、また、シャドーバンキングに代表されるような過剰信用、過剰金融というようなもののこの構造問題が片づかなければとても安定しないことははっきりしていますので、これは前回の十月のときにも言いましたけれども、これもきちっと言わないかぬところだと思っております。
また、アメリカの金利の利上げというのを、昨年、急激に上げていったら問題あるのではないかという話をして、事実、一回は上げたんですけれども、やはり言うとおりだったものですから、ことしじゅうに四回やる予定ですけれども、今のところ次の予定はまだ立っていないということになっていますので、そういった意味では、市場とのコミュニケーションというのはそれなりにできているんだとは思いますけれども、その方向。
また、原油の安につきましても、原油安の話は決して我々にとっては悪い話じゃありませんから、我々は輸入している方ですから。輸出している国にとりましては、損益分岐点が七十ドルだ、八十ドルだというところが、今、二十八ドルだ、WTIが三十何ドルだと言っている時代には、これは急激に外貨準備というものが、サウジに限らず、皆軒並み減っておりますので、そういった意味では、極めて厳しい状況になっている傍ら、こちらにとっては、原油安になったおかげで貿易収支が一挙にわあっと赤字幅が減ってきたりしております。
そういった意味ではいろいろなものがあろうと思いますけれども、そういったものに関して我々は、二十八年度の予算を今は議論をさせていただいている真っ最中ですけれども、こういったものをきちんと仕上げて、我々としては、この三年間にわたって間違いなく経済は成長させた、GDPはふやした、税収もふやした、かつ、心配されている新規公債等々については十兆減らした、雇用はふえている等々の日本のファンダメンタルズというもののよさというものだけははっきり言っておかなきゃいかぬところだと思っておるんですけれども、これは難しいところでして、余り言い過ぎて円ばかり買われても忙しいことになりますので、これはどの程度に言うかというのはなかなか難しいところなんですが。
いずれにしても私どもとしては、きちんとした対応というものは、やった結果こういった形になっているのであって、デフレーションというものは今は後追いで皆来ていますけれども、我々、デフレーションというのはかなり前からやっておりますので、事デフレーションに関しては我々の方がはるかに先に経験をしておるという点に関しましても、今、我々としては、我々の経験を人様に語れる立場と思ってもおります。