鷲尾英一郎の発言 (財務金融委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○鷲尾委員 摘発件数が急増しているということは、多分、その前の状況からうまみを感じている人たちが大変多かったということだと思うんです。
つまり、皆さん頑張っておられるんだけれども、体制がそこに追いついていないから、徐々に徐々に体制が整備されて、いろいろ税関での経験も蓄積されて、それで少しずつ件数が上がってきているということなので、それで、今大臣はどこまでの因果関係がというふうにおっしゃいましたけれども、利幅が、利幅という言い方がちょっと適切かどうかわかりませんが、少なくとも相当ふえそうだなという感じも常識的にはいたしますね。ですから、人をどうやってやりくりしていくんだろうなと思うんです。
必要な体制の整備と一言で大臣はおっしゃいますけれども、いろいろな技能を習熟していくというのもやはり人ですし、それをどんどんふやしていくにしても、それを組織として浸透させなきゃいけないということもありますから、そういう意味でも、皆さん方にかなり気を引き締めてかかっていただかなきゃいけないんじゃないか、こう思っております。
その人の話ですけれども、ちょっと質問を先に進めたいというふうに思っております。
訪日外国人観光客が爆発的にふえているということで、政府ももちろん、観光立国として訪日外国人旅行者数二千万人の目標ということを立てておられて、そして、その二千万人の目標ももう既に視野に入っているんじゃないか。二〇二〇年でたしか二千万人という目標だったと記憶しておりますけれども、これがもう前倒しで達成寸前に今至っているというのが現状ではないかと感じております。
そうしますと、この二千万人を前倒しで達成しそうになっているときに、では、水際で取り締まっているいろいろな犯罪の状況、密輸の状況というのは、お聞きいたしますと、密輸の九割が外国人がかかわっているというふうに聞いておりまして、そうしますと、外国人旅行者がふえればふえるほど、これまた密輸の事案も比例的にふえてしまうことが予想されるわけでございます。
もちろんそれは政府もわかっておられて、全国の税関において旅行者の増加に対応する要員を二〇二〇年までに、これは財務省が公表している話ですけれども、約七百人くらいまで増員する必要があると試算をされているそうでございます。
ただ、税関の定員ということでいきますと、先ほど大臣が若干増員をしているということをお述べになっておられますけれども、全体の定員ということでいきますと、平成二十六年度が八千七百三十四人、平成二十八年度が八千九百六十二人ですから、二百二十八人の増員しかなっていないということでございます。しかし、外国人旅行者数二千万人は、もう前倒しで達成することがほぼ明らかになっているという状況でございます。
となると、今の三段論法じゃないですけれども、密輸事案の九割は外国人、外国人旅行者はどんどんふえている、政府の目標は二〇二〇年で目標を立てているんだけれども、その二千万人に対応する定員増員の目標を今約七百人と立てている、しかしそれが前倒しになっている、では、それに対応する定員の増員があるかというと、現状なっていないというのが今現下の状況じゃないか。
しかし、今までの既存の人員をこれまでの質疑のようにやりくりをしてしまうと、どこかしらまたふえてしまうということになってしまうわけですよね。そこなんです。
そこで、これは具体的に大臣に御答弁いただきたいんですけれども、今はもう前倒ししているという状況ですから、これはもう水際対策が極めて重要と大臣がおっしゃっています。どれぐらい増員をしていくべきか、大臣、明確にお答えいただけるとありがたいんですけれども。ここまで明確な話はないですから。