鈴木克昌の発言 (財務金融委員会)
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○鈴木(克)委員 常々おっしゃっておる考え方と、三年が経過した現段階でも変わらないということであります。
確かに、原油の問題、中国の問題等々、これは正直、思いも寄らない状況であったということについては私も理解をしないわけではありませんけれども、しかし、やはり最初、出だしで、二%、二年でということをはっきりとおっしゃったわけでありますし、マネタリーベースも二年で二倍にするということもおっしゃってきたわけであります。それがやはり実現されていないということは、ある意味では、原油、中国等々の問題はあるにしても、私は、何かそこに政策的な誤りというのか、間違いがあったやもしれないというふうに思うわけであります。
その辺のところを後で少し議論させていただきたいというふうに思うんですが、ここで、櫻井新委員がお越しをいただいております。御就任早々で恐縮でありましたけれども、ぜひ私はお考えをお聞きしたいということでお呼びをいたしました。一、二お伺いしますので、会議が後に控えておるということも伺っておりますが、大変恐縮ですが、お願いをしたいと思います。
マイナス金利政策が決定されたときの政策委員会の賛否は、御案内のように五対四、賛成五、反対四。これが、三月十四、十五に行われた直近の金融政策決定会合では七対二ということであるように聞いております。名前が明記をされておりますので、白井さゆり委員と石田浩二委員が賛成に回った、このように伺っておるわけであります。
その白井委員がこの三月末で、そして、石田委員が六月末でそれぞれ任期を終えられるということでございます。そして、その白井委員の後任が櫻井眞さんであるということであります。私は、大変御無礼ですが、政策委員の委員構成が、黒田執行部あるいは安倍政権寄りの人選に偏っているのではないかというような危惧を実はいたしております。
といいますのも、櫻井委員については実はどのような方なのか、私も、勉強不足もありまして、情報も少なく、よくわからなかったわけでありますが、きょう改めてお考えを聞かせていただきたいというふうに思っています。
少ない情報の中で、私もよく存じ上げております自民党の山本幸三議員がブルームバーグのインタビューで、親友であるということを紹介されました。そして、政策方針は基本的に黒田・岩田路線と一緒の方向ではないかということを述べられて、櫻井氏の起用で黒田路線が強まるかということの問いに対して、そう思うというふうに答えている記事が出たわけであります。
また、高橋洋一氏が書かれた記事によると、櫻井氏は、アベノミクスの御意見番的存在の浜田宏一教授との共著論文があるとのことで、その上で高橋氏は、「日銀がマイナス金利を決定した際には、反対票を投じた委員が金融機関関係者を中心に四人もいた。」ちょっと略させていただきますが、「そうした人たちの代わりに桜井氏が日銀審議委員になるのは国益にかなう。」と言われておるわけであります。
これはお二方の考え方でありますが、こういった記事で、ある種のイメージが櫻井委員に対してついてしまったのではないのかなというふうに思います。
そこで、繰り返しになりますが、ぜひきょうは御自身の言葉で、アベノミクス全般の評価、そして、アベノミクスを踏まえた黒田日銀のこれまでの緩和政策に対する評価、特に、マイナス金利政策の導入に対する評価と、今後マイナス金利政策を続けていくべきかどうかといった点について、御自身でぜひひとつお聞かせいただきたいというふうに思います。