鈴木克昌の発言 (財務金融委員会)

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○鈴木(克)委員 量と金利はあくまでも補完的な関係である、こういうお話でありますが、私は、果たして本当にそうであるのかなというところに疑問を持っておりまして、そのところをこれからの状況の中でまた見させていただきたい、このように思っています。
 それで、先ほどちょっと申し上げたんですが、ここで大臣と総裁に御答弁をいただきたいんですが、マイナス金利政策の総需要政策としての有効性というものについてお伺いをしていきたいというふうに思うんです。
 プラスマイナスの符合について今回はちょっと横へ置いておいて、単純に金利水準だけで見れば、今までのゼロ金利でも十分に資金調達コストは低かったというふうに私は言えると思います。それに加えて、政府側からは、機動的な財政出動と銘打って幾多の財政出動もしておるわけであります。
 それにもかかわらずデフレ脱却に至らないのは、もちろん、先ほどの御説明のように、原油価格とか中国とかいろいろな外的要因はあるのでしょうけれども、そもそも、デフレの原因が慢性的な総需要不足であるという認識そのものが間違っていたのではないかという疑問が実は出てくるわけであります。
 そうすると、長期的に見て緊急に必要な政策は、潜在的成長率の引き上げ効果のない金融政策でも財政出動でもなく、特に、労働投入や生産性向上のための供給側の構造改革ではないのか、このように実は思うわけであります。
 ようやくそこに気がつかれたかどうかわかりませんが、政府も、我が党が従来から主張してきた同一労働同一賃金、そしてまた少子化対策というようなことを重視をし始めているわけでありますが、私は、もっと早くからこのことをやるべきではなかったかな、このように思うわけであります。
 そこでお二方にお伺いしますが、金融政策や財政出動がコストなしで実施できるなら、これはまあいいんですけれども、金融政策にも財政出動にも、長い目で見れば相応のコストが発生するということであります。相応のコストとは、例えば、増税の可能性であるとか、日銀としては、国庫への納付金を減らすとかいうようなコストが発生する可能性があります。そうすると、処方箋の誤りはそのまま国民負担に直結するわけであります。
 政府側から見れば、超低金利下に加えて、固定金利で国債を発行しているから大丈夫という見方もありますけれども、今度、その大部分を日銀が買っている以上、バランスシートを統合すれば、政府、日銀で変動金利の負債を持っているに等しいというふうに思うわけであります。
 この処方箋の誤りとコスト問題について、大臣と総裁の考え方をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 鈴木克昌

speaker_id: 177

日付: 2016-04-05

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会