黒田東彦の発言 (財務金融委員会)

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○黒田参考人 一般的にマイナス金利政策につきましては、御指摘のように、預金を引き出して現金の形で保有することが可能であるために、現金を保有する各種のコストがマイナス金利の限界を画するものであるという議論があることはよく承知をいたしております。
 この点、今回日本銀行が導入いたしましたスキームでは、金融機関の現金保有額が大きく増加した場合には、その増加額に見合う形で、当該金融機関の当座預金残高のうちマイナス金利が適用される部分を増加させるということにいたしております。こうした対応によりまして、技術的には、現行のマイナス〇・一%より大きいマイナス金利を実施することが可能であるというふうに考えております。
 なお、マイナス金利をかなりの期間適用しております欧州の例を見ますと、個人の預金について金利がマイナスになるという例がないということもあると思いますけれども、特に現金の保有が異常にふえているというようなことはないというふうに欧州で分析をされているようでございます。
 我が国の場合に、低金利がかなり長く続いてまいりましたので、そのもとで銀行券の発行残高が伸びていることは事実でございますけれども、マイナス金利の導入に伴って、何か特にトレンドが変化するというようなことは生じていないようでございます。
 ただ、今後の動向はよく見てまいりたいと思っております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2016-04-05

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会