藤井比早之の発言 (政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○藤井委員 ありがとうございます。
 自民・公明案でも八十から九十の選挙区の区割りが変わる可能性がある、一票の格差是正に向けた大改正という形になります。民進案では、選挙区の百五十、半分もの区割りを変え、さらに平成三十二年、二〇二〇年の大規模国勢調査の結果を受けて、滋賀県、沖縄県の出し入れを含めてまた大幅に変わる可能性がある。
 調査会答申では、大規模国勢調査の間に行われる格差是正については、「本来の選挙区の区画の見直しが十年ごとに行われることを踏まえ、必要最小限のものとし、」とありまして、制度の安定性もまた調査会答申の要請するところであると考えます。民進案のように選挙区の区割りが短期間でころころと変わることは、制度の安定性に欠けるものと言わざるを得ないと考えます。
 衆議院議員は代議士でございます。国民から公選され、国民を代表して、国政を議する人になります。この町は、村は、集落は、この御家庭は、このお方は何に困っていて、何に苦しんでいて、それをどう解決したらいいのか。日本国で、日本国民としてひとしく幸せに生きていただくためには、こうした困っておられる方々、苦しんでおられる方々、悲しんでおられる方々、恵まれていない方々に光を当てて、寄り添って、手を差し伸べることこそが政治の役割であって、国の役割であると私は信じております。国民を代表して政治を議するためには、まさに選挙区内のお一人お一人、一木一草に至るまで直接向き合う必要があると私は信じております。
 それが、ころころと変わる。この方にわしは託したんや、我々のことをあの人はわかってくれる、あの人だけはわかってくれている、我々の苦しみも悲しみも一緒に乗り越えてくれる、その方が急に選挙区が変わっていなくなる。これは、やはり日本の民主主義にとっても非常に問題であると考えます。
 でき得ることならば、区割りにつきましては、これは区割り審が行われることでございますけれども、制度の安定性という法的要請や調査会答申の趣旨を踏まえまして、ぜひとも選挙区画の見直しは、二倍未満に人口格差を抑えるというのは非常に大切でございますけれども、必要最小限のものとしていただきたい。行政区画の分割は出てくるかもしれないですけれども、そのような制度の安定性を重視して、必要最小限のものとしていただきたい。そのようにこの場をかりましてお願いを申し上げたいと思っております。
 今国会の倫選特委は、大きな成果を上げてまいりました。
 十八歳選挙権導入に当たりまして、十八の春に就職、進学等で故郷を離れ、新しい住所地で三カ月に満たない新有権者の皆様が選挙権を行使できるよう改正が行われました。洋上投票の対象の拡大、選挙運動において要約筆記者の皆様に対する報酬支払いの解禁を行う改正が行われました。投票所に子供さんを同伴して入ることができる改正、選挙当日において、既存の投票所とは別に、駅構内や商業施設等利便性の高い場所に設置された共通投票所で投票できるようにする改正、期日前投票の投票時間を弾力的に設定できるようにする改正、さまざまな改正が行われました。
 今国会のこの倫選特が、衆議院選挙制度に関する調査会答申に基づきまして、衆議院選挙制度改革においてもよりよい制度を目指して成果を上げていただきますよう切にお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

発言情報

speech_id: 119004577X00920160427_022

発言者: 藤井比早之

speaker_id: 8287

日付: 2016-04-27

院: 衆議院

会議名: 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会