亀岡偉民の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

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○亀岡委員 おはようございます。きょう、トップバッターを務めさせていただきます自由民主党の亀岡偉民です。よろしくお願いいたします。
 震災、五年がたちました。ちょうど五年の慰霊祭を各地でやられたときに、明るい話題がたくさん出てきまして、その話題の一つに私はすごく感動いたしました。それは釜石市の件です。釜石の高校生が、被災のときにみんなを避難させたあの思い出がまだ鮮明によみがえっているときに、釜石高校の野球部が甲子園出場を果たした。しかも、私はびっくりしたんですけれども、一回戦でコールドゲームで負けたんですね。しかも、大差でコールドゲームで負けたあの釜石高校の野球部が、それから六連勝したんです。本当に六連勝して、そして甲子園出場を果たした。
 福島でもそうですが、かなり話題に上がりまして、本当に頑張ればできるんだねと。しかも、私も野球を経験したんですけれども、今までの経験の中で、一回戦でコールド負けしたチームが甲子園に出るということがあり得るとは、私も今まで思っていなかったんです。ところが、見事に二十一世紀枠で甲子園出場を果たした。これは、多くの被災地に勇気を与えてくれたことは間違いありません。
 だから、こういうスポーツでみんなに元気を与える力というのはかなり大きなものがあると思っていますので、そういう意味では、皆さんには、スポーツにもまたいろいろ力を入れていただきたいと考えております。
 そして、同じ時期にアンケート調査が出て、ちょっとがっかりしたことがございます。読売新聞の記事だったんですけれども、これは、被災地三県の被災民にアンケート調査をした結果、「岩手・宮城と対照的」「復興実感遠い福島」というアンケート調査を出されていまして、津波の被害だけではない、まさに見えないものにどうやって対応していったらいいかというその思いがなかなか被災民の思いとつながらない、復興を早くしたいという中でも、本当に皆さんに頑張っていただいているんですけれども、その中でも結果が出せないというようなジレンマの中に入っているんだろうと。
 でも、その中でも、復興庁の大臣、副大臣、皆様には何度も福島に足を運んでいただいていることに感謝を申し上げたいと思います。先般も、高木大臣と総理と、また入っていただいて、そしてじっくり状況を見ていただきました。そのときに、知事が要請をしたことに対して、総理がすぐ応えてくれた。あれには私も感動いたしました。
 福島の復興には、まさに産業基盤、これは産業基盤がなくなっているわけですから、その再生が欠かせない状況の中で、福島は、再生可能エネルギーの推進を復興の柱としたい、二〇四〇年には再生可能エネルギーで県内一〇〇%のエネルギーを補うという目標を掲げたんですね。原子力事故を経験した福島では、新たなエネルギー、新エネルギーで再生を図ることが大きな意義がある、これが大事なことだと思います。
 これまで国は、イノベーション・コースト構想でのエネルギープロジェクトの推進や、産総研の再エネ研究所の設立、固定価格買い取り制度に上乗せをした設備導入補助など、他の地域にない支援を行って福島の取り組みを後押ししていただいてきました。原発事故五年となる中、福島県では、福島におけるエネルギー関連産業プロジェクトを一層推進させるため、再生可能エネルギーの最大限の導入拡大、そして水素社会の実現の先駆けとなる象徴的な取り組みを福島で実施することを決めて、国に要望したところであります。
 特に、水素の取り組みに関しては、産総研の福島再エネ研究所で研究は一部やっているものの、まだ現時点では、インフラの整備や水素利用の機器の普及等で必ずしも他の地域と比べて進んでいるわけではありません。このような環境にもかかわらず、知事が決断をし要望を出されたのは、これからの十年、二十年先を展望して、福島の未来のために今しっかりした基盤をつくっていくことが必要であると真剣に考えた強い意思を反映したものだと思います。
 先般も、高木大臣とともに総理が福島を訪問した際、福島を日本じゅうに水素エネルギーを供給する一大生産地に、未来の水素社会を開く先駆けの地としていきたいとする新エネ社会構想の発表をしていただきました。福島において、新しいエネルギーの分野で先端的な研究が行われ、関係する産業の集積が進み、世界に先駆けたモデルがつくられ、それによって福島が復興しているとの姿を世界に発信することが極めて重要です。国は、福島の思いをしっかり受けとめていただき、再生可能エネルギーや水素エネルギーが福島の復興を加速させる原動力となるような取り組みを強力に支援することを不退転の決意で進めていただければというふうに考えております。
 この福島新エネ社会構想の実現に向けて、復興庁としても、できる限り全面的な協力をいただきながら、まさに福島の復興が世界へ情報発信できるような、その環境づくりのためにお力添えいただきたいと思いますが、高木大臣には、ぜひここに、福島の思いを受けとめていただいて、これに対して、福島と同じぐらいの気持ちでこれに取り組んでいただければと思いますが、決意のほどよろしくお願いいたします。

発言情報

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発言者: 亀岡偉民

speaker_id: 7251

日付: 2016-03-18

院: 衆議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会