福島伸享の発言 (予算委員会)
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○福島委員 午前中に続き、質疑を続けさせていただきます。
午前中は、公約違反じゃないか、そして国会決議違反じゃないかということを議論してまいりましたが、いろいろな御答弁はありましたけれども、聞いている方にとって胸にすかっと落ちるような話はなかったと思うんですね。何か言いわけがましいな、いろいろ論理はこねくり回しているけれども、すっと胸に落ちないなということが多かったと思います。
私は、それをさらに増幅させているのが、昨年の年末に出ましたTPP協定の経済効果の試算ではないかなというふうに思っております。
政府は、二〇一三年にもTPPの試算というのを出しております。確かにこれは、関税、農産物全てを撤廃したという前提でつくられてはいるんですが、このフリップをごらんになっていただいたらわかりますように、農林水産物の生産額は、当初三・〇兆円減少としていたのに、何と、このゴマ粒みたいな、千三百から二千百億円の減少へと減ってしまっている。
確かに関税が残っているものはありますけれども、オレンジとかジュースとか、そういうのも含めて全部関税撤廃になっているんですよ。豚肉だって、差額関税は維持したといっても、高価格帯の関税は撤廃になっているんですね。いかにもこれは、何でこんなに変わっちゃったんだろうと思うと思います。
日本経済全体で見ても、二〇一三年は実質GDPがプラス〇・六六%というものだったのが、二〇一五年を見ると、何と五倍近く膨らんじゃって、実質GDPがプラス二・六%。これは余りにも盛り過ぎだと思うんです。二〇一三年の試算が出たときに、経済学者からこの試算はおかしいなんというのは余りなかったし、伊藤元重先生とか竹中平蔵先生とか、これまでTPPを推進していた学者も、この試算のデータを前提にして議論していたように思います。
まず、農林水産分野なんですけれども、これは何でこんなに減っちゃったんですかね。森山農水大臣、どうしちゃったんですか。どういう手品で減ったか、ぜひ御説明ください。