山尾志桜里の発言 (予算委員会)
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○山尾委員 ちょっと整理しますね。
少し議論がかみ合ったところもあるんですよ。前年を見るべきだというのは、そういう見方があるんです。
前年を見ます。二〇一四の前年二〇一三、二〇一五の前年二〇一四、ここは横ばいなんです。横ばいなんですよ。だから、ここは待機児童がふえた理由にならないんです。なぜ時期をずらして、たまたまふえている二年間を切り取るんですか。そんな合理性、どこにもないじゃありませんか。
総理、もう一つお見せしますね。
このフリップは、二〇一二年を起点として、二〇一五年までの推移。これはわかりやすいですから、総理、ぜひ見てください。ママ世代の女性の人口と就業率と就業者数の変化をあらわしたものです。これを見たら一目瞭然だから、見てください。
まず、ママ世代の人口というのは、人口減少、赤いラインです、人口は減っています。就業率は増加しています。人口掛ける就業率である就業者数は横ばいなんです。それは、年に応じて多少微増微減はありますよ。でも、有意な見方をするときはこれは横ばいなんです。だから、一四から一五にかけての待機児童の増加の原因に女性の就業者数というのを挙げるのは、本当に的外れだと思うんです。
総理が今おっしゃったもう一つの理由、要するに申請者数が大幅に増加した、これはそうだと思いますよ。去年の四月に、私たち民主党政権のときに決めた子ども・子育て新システムがスタートしました。それまでは毎年毎年申請者数は四万から六万の範囲でふえていましたけれども、突然そのふえる幅が去年二・五倍になったんです。だから、待機児童が一気に二〇一四から一五にふえた理由というのは、これはわかるんですよ。それは私も正しいと思います。そこだと思いますよ。
問題は、そんな就業者数がちょっとふえたとかなんとかといったことじゃなくて、私たち民主党政権のときに決め、そして安倍政権になってそれをやっている、それが去年の四月スタートをして、その結果、働くお母さんたち、お父さんたちも含めてですけれども、これなら子供を預けられるんじゃないかなと思って、申請者数が増加率二・五倍にふえたんです。だけれども、その期待に受け皿をつくるスピードが追いついていないから、吸収できていないから、待機児童がふえているんじゃないんですか。ここが、私、本質の議論だというふうに思いますよ。
だから、そこをどうやったら吸収できるのか、大きくなった期待にちゃんと応えられるのか、そこを私は総理と議論したいんですよ。それこそ本質をちゃんと見て、一旦言っちゃったことにとらわれたりせずに。
そこで、お聞きします。
この間も申し上げたとおり、今、待機児童がふえて、なかなか受け皿となり切れていないというのは、やはり保育を中心とした子育て支援の充実策のスピードが追いついていないからだと思います。
ここで、やはり軽減税率との関係で大きな懸念があるわけです。軽減税率一兆円のうち六千億は財源未定。一方で、増税を決めたときの国民との約束である子育て支援充実策一兆円のうち三千億、財源未定。軽減税率と引きかえに、やるはずだった、増税するときに国民と約束した子育て支援の充実策が削られるんじゃないか、こういう大きな強い懸念があるわけです。
そこで、お聞きします。
総理はこの前、私とこのやりとりをしたときにこう言いました。軽減税率の財源については、二・八兆円から削る、あるいは必要な社会保障から削るということは、もちろん考えていないところでございますと。
この必要な社会保障について聞きます。まだ財源が見つかっていない三千億、これは全て必要な社会保障に入るんですか。それとも、一部入らないということで削られる可能性はあるんですか、ないんですか。どちらですか。