越智隆雄の発言 (予算委員会)
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○越智委員 ありがとうございました。
大臣が今おっしゃっていただいたように、継続的に賃金が上がっていくという中でデフレマインドが払拭されていく、このことをしっかりやっていかなきゃいけないというふうに思います。
加えまして、デフレ脱却については、フローの部分でいうと賃金のことが大事だと思いますし、ストックの部分でいうと、今までたんす預金が最も合理的な投資手段といいますか、資産形成手段というふうに言えたかもしれません、相対的な価値が上がっていったので。これからポストデフレ時代、インフレ時代になったら、そこはやはり貯蓄から投資へという流れを進めていかなきゃいけないと思いますので、ぜひ金融大臣としてお取り組みをよろしくお願いいたします。ここはちょっと質問をいたしません。
次に参ります。
二つ目の大きなテーマで、人口のことですけれども、ここは甘利大臣の後を引き継がれた石原大臣にお伺いしたいと思うんですが、安倍政権というのは、人口、総人口について真正面から議論を始めた、多分、最初の政権だというふうに思います。人口推計というのをどう推定するのか、どうシミュレーションするのかというのを本当に真正面に今議論しているというふうに思います。
個人的には、何年か前に、社人研、社会保障・人口問題研究所の出した人口推計のグラフを見たんです。改めて見てみて感じたことは、私の祖母が明治四十五年生まれだったんです、二年前に亡くなったんですけれども。当時五千万人です。今は一億三千万人弱で推移していて、それで、私の娘は実は七歳なんですけれども、長生きすると、例えば二一〇〇年になると五千万人になる。五千、一億三千、五千という図が描かれていて、実際にこの推移でいくとしたら、祖母の生きてきた人生と娘が生きていく人生は、同じ日本人でありながら大分違う日本を生きていくんだなということを考えて、これはある意味ではどうにかしなきゃならぬという思いになったわけであります。
そんなときに出会ったのが人口転換論という理屈で、どんな国も、発展していくと、多産多死、五人ぐらい産んで四十歳ぐらいに亡くなる時代から、最後は、少産少死、二人ぐらい産んで八十歳、九十歳まで生きられる時代に移って、その間で多産少死の時代があって、五人ぐらい産んで長生きできるようになって、そこで人口爆発が起きる、そんなような理屈をある人から教わりました。その少産少死の行き着くところは人口減少で、ヨーロッパの成熟国家はどこも一度は人口減少を迎えているので日本と一緒だが、日本の場合何でこんな急激な山形かというと、戦後の発展が著しく速かったから、その分人口動態も激しく変化しているんだということをある方から教えていただいたわけであります。
そんな中で、私が本当に頼もしいなと思ったのは、二年前の一月の経済財政諮問会議で「選択する未来」委員会という会が立ち上がって、そこで総人口の問題を議論して、そしてその後、五月には例の増田レポート、地方自治体の半分で二十歳から三十九歳の女性が二〇四〇年までに半減するというレポートが出て、そしてその翌月の骨太の方針、二〇一四年六月の骨太の方針に、明確に、五十年後に一億人程度の安定した人口構造を目指す、目指すというふうに書かれたわけでありまして、私はこれは本当に画期的なことだというふうに思っております。
そこで、改めてなんですけれども、石原大臣、これまでの安倍政権の人口、総人口に対する取り組みについての経緯と狙いについてお伺いできればと思います。