福田昭夫の発言 (予算委員会第三分科会)

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○福田(昭)分科員 ぜひしっかり富岡先生の提案は検討すべきだと思うんです。なぜかというと、多分、これから手詰まりになると思います。法人税率をさらに引き下げるということになると、手詰まりになってしまうと思うんです。そういうことから考えると、やはり富岡先生も元国税庁の役人ですから、税制のことはよく知っている。もう九十歳、私の遺言だということで、「税金を納めない巨大企業」という本を書きました。そういう意味では、財務省の大先輩が書いた本です。ですから、これはぜひ参考にすべきだと私は思います。
 時間がなくなってきましたので、次に、アベノミクスの大胆な見直しについてちょっとお話をしてみたいと思います。
 旧三本の矢の評価もしないうちに、いつの間にか新三本の矢に移ってしまいました。しかし、私は、一昨年、分科会で麻生大臣と議論して、今すぐ日本の財政が破綻するような状態にはないということを確認いたしましたけれども、しかし、このまま放置しておけばいずれそういう時期もやってくるということを確認し合ったわけであります。
 そうした中で、やはりアベノミクスは大きな間違いをたくさんやっている。私は具体的に五つ挙げておりますけれども、今回は一つだけ申し上げたいと思います。
 我が国にとって金融緩和と財政出動の効果は大きく違うということを認識しないで、大胆な金融緩和、異次元の金融緩和に入ってしまった。ですから、御案内のとおり、日銀がいっぱいお金を出して、三百五十兆円から出しても、三分の二、二百五十兆円超が当座預金に眠っている。
 したがって、三分の一弱しか市場に出回っていないということで、今回、日銀総裁は、もうこれ以上当座預金に積ませないぞということでマイナス金利を導入したわけです。その影響というのは、これからさらに悪くなるのかよくなるのか、時間とともにはっきりしてくると思っておりますが、しかし、私は、決してよくならないというふうに思っております。
 そうした中で、政府の、安倍総理の経済政策ブレーンの内閣官房参与の本田悦朗氏が、日銀が始めたマイナス金利政策は決して奇策ではない、しかし、当面、中国経済の停滞が続くと見られ、それがマイナス金利政策の効果を打ち消し、日本経済に衝撃を与える可能性も否定できない、したがって、平成二十八年度の予算が成立したら、すぐに財政出動を伴う景気対策を考えるべきだ、こう言っているんですが、これはもうアベノミクスが失敗したという話じゃないですか。どうですか、大臣。

発言情報

speech_id: 119005268X00120160225_053

発言者: 福田昭夫

speaker_id: 12206

日付: 2016-02-25

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第三分科会