神谷昇の発言 (予算委員会第四分科会)

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○神谷分科員 自民党の大阪の神谷でございます。
 本日は、質問の機会を賜りまして、心から感謝を申し上げます。
 馳大臣、就任以来、本当に御活躍を賜りまして、心から敬意を表し、また感謝を申し上げます。これからもそのすばらしいバイタリティーで頑張っていただきたいというふうに思っております。
 大臣の仲人の松浪健四郎さん、その方のお兄さんの松浪啓一さんと私は府会議員の同期でございまして、まだ私は国会議員になってから日も浅いですから、海外視察も行く時間はございませんけれども、府会議員のときは年間五、六回ぐらい行ってまいりまして、特に、ドイツそれからオランダ、あの辺の教育環境を勉強させていただきました。
 あるときのことであります。フランクフルトの郊外のキンダーランドでございましたが、生徒数が二十人ぐらいでびっくりしました。先生と生徒さんと話をしておりましたところ、ドアがあいたわけです、風か何かで。そうすると先生が、何々ちゃん、ドアを閉めてきてとかなんとか言っていました。それで、子供さんが行きまして、ドアのノブを両手で持って、静かに閉めたんですね。行儀が行き届いているなというふうにびっくりしました。ちょっと日本の行儀が負けたかなというふうにそのときは思ったんです。
 それからまたびっくりしたのは、教室を見せていただきました。日本と違って、教材がたくさんありますね。例えば、はめ込みのブロックとか、いろいろあるんですね。工夫すれば何ぼでも創造力がついてくる。日本は教材がほとんどない、向こうは教材がいっぱい。
 そして、教室を見ますと、世界の旗がずらっと並んでおりまして、先生いわく、この学校では、小学校の低学年のときから、世界観、そして宇宙観を教えていると。やはり日本の教育とはちょっと一味違うなというふうに思ったわけであります。
 しかしながら、日本では、伝統文化でございますお茶とかお花、これで心の豊かな子供たちを育むことができますし、また、書道、絵画、これでまた落ちつきや礼儀作法も教えることができますし、また感性を養うこともできるわけであります。こういうことを私も市長のときにいろいろと、出前講座をやってまいりました。
 日本の子供たちは行儀が悪い、悪いと言われておりますけれども、実際、教えていない子供たちに行儀がわかることがありません。しかし、ちゃんと正座させて、お茶を出して、おまんじゅうを食べてもらって、そして日本のおもてなしの心を教えることによって、自然と礼儀作法はついてくるわけであります。
 そしてまた、日本古来の伝統であります武道、空手とか剣道とか、柔道もそうですね、これを教えることによって、やはり相手をいたわる心、それが涵養されてくるわけでございます。そういう中で、やはり日本の子供たちをもう少しその辺でしっかりと教えていく必要があるのではないか。また、元気さを養うならばリズム体操、それもあるでしょうね。そういうことを常々思っているところでありますが、この点についての見解をお聞きしたいということです。
 もう一つ加えて、オランダの小学校、アンネ・フランク小学校というところへ行きました。そこは、校長先生が授業に出ておりまして、生徒も十数人でした、校長先生といろいろ話をしておりました。
 校長先生、校長先生が教えていて、教育委員会から電話なんかがかかって呼び出しを受けたらどうしますか。いやいや、私は、子供の方が大事ですから、そんなの行きません。えらい大した先生だなと思いました。
 そこで話をしておりますと、校長先生がある生徒に、何々君、将来は何になりたいんですか、こう言ったわけですね。はいと手を挙げて、私はお父さんと同じようにトラックの運転手になりたいんです。オランダとかドイツでは、小学校のころからそういう職業意識を教える教育をしているんですね。
 ところが、日本はどうかといいますと、近年ゆとり、あれで大失敗しましたけれども、小学校のときから、とにかく勉強させる。幼稚園、小学校低学年、勉強させる。何で勉強するんや。いやいや、もうとにかくええ学校へ入る。勉強して、ええ大学へ入った。ところが、何をするためということを教えていませんから、何をしていいかわからぬから、そこでニートになってしまうんですね。せっかくそれまで頑張ってきた生徒が、ごろごろとニートになっていくのが日本のある面ですね。
 その中でも、お受験、あるいは私学に対する中学受験。大臣、あのテストをごらんになったことがありますか。難関私立中学校の問題は、小学校のテストでオール百点をとっても解けない問題なんですよ。こんなことがもう何十年来、日本では許されているんですね。
 オランダ、ドイツ、この辺は先ほど申し上げました。フランクフルト郊外のキンダーランドでは、モンテッソーリ、そしてヴァルドルフ教育、理論に基づいた教育をして、小中一貫校の中でゆとり教育をできるんですが、日本ではそれができていないんですね。
 ですから、向こうのしつけ、ゆとり、職業教育に比べて、日本はその辺で大きく劣っているような気がするんですけれども、この辺の御見解をお尋ねしたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 神谷昇

speaker_id: 11991

日付: 2016-02-25

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第四分科会