岸田文雄の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、私は外務大臣に就任しましてから、外交の三本柱として、一つは日米同盟の強化、そして二つ目として近隣諸国との関係推進、そして三つ目として我が国の経済の成長を後押しする経済外交の推進、この三つを掲げてきました。そして、それと併せて、グローバルな課題にも積極的に取り組むことが日本の存在感を高める、こういったことを申し上げながらこの責務を果たしてまいりました。結果としまして、日米同盟、昨年の総理訪米ですとかあるいは新ガイドラインの作成等を通じまして、かつてないほど盤石であると感じています。
一方、近隣諸国との関係においては、様々なケースがありますが、その中にありましても、日中韓サミットの開催ですとか、それから初めての日韓首脳会談の開催ですとか、そして年末の慰安婦問題に関する合意ですとか、こうした進展はあったと感じています。
そして、経済外交につきましては、TPPの署名もありました。様々なトップセールスも行われている成果は上がっていると感じております。
グローバルな課題についても、開発、気候変動、人権、女性など様々な課題について取り組んでまいりましたが、本年一月から五年ぶりに国連安保理非常任理事国に就任したということも、我が国のグローバルな課題に対する取組の国際的な評価の一つの表れではないか、このように受け止めています。
そして、今御審議をお願いしている予算についてどうかという御質問の部分ですが、今申し上げましたような成果を土台として積極的に外交を展開していきたいと存じます。そのための予算としまして、外務省予算、総額七千百四十億円計上させていただきました。十一年ぶりに七千億円台の要求でありますし、ODA予算についても六年連続の増額要求となっております。
重点項目四つを掲げてこの予算を作成しておりますが、こうした四つの重点項目を中心とした予算と併せて、外交実施体制についても、五つの在外公館の新設を実施するとともに、定員の増員、そして省員の質を高めるための研修強化の予算についての増額を計上させていただいております。
今年はG7サミットの議長国を始め、日本外交にとりまして重要な、そして責任の大きな、そしてチャンスの大きな一年であると思います。是非、御審議いただいている予算、御了解いただきましたならば、しっかり活用させていただきたいと考えます。