古賀友一郎の発言 (外交防衛委員会)
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○古賀友一郎君 自由民主党の古賀友一郎でございます。当委員会では初めての質問となりますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。
今日は、在日米軍駐留経費負担協定、HNS協定が議題でありますけれども、まずその前に、先週、私が出張してまいりました第百三十四回IPU会議に関連をいたしまして、その御報告を兼ねて質問とお願いをさせていただきたいと、このように思います。
IPU、インター・パーラメンタリー・ユニオンは、列国議会同盟と和訳をされておりますが、国際平和の推進と代議制の確立を目的といたしまして、一八八九年、明治二十二年から開催をされておりまして、我が国も一九〇八年、明治四十一年に加盟をしております。加盟国数は今回新たに加盟した三か国を含めまして百七十か国に上っております。本部はジュネーブでありますが、毎年春と秋の二回開催をされまして、春は各国持ち回りとなっておりまして、今年は三月十九日から二十三日の日程で百二十か国以上が参加し、アフリカ、ザンビア共和国の首都ルサカで開催されました。
今回の日本代表団は、団長鈴木俊一衆議院議員を筆頭に、上川陽子衆議院議員、柚木道義衆議院議員、山本太郎参議院議員、そして私は副団長という形で加わらせていただきまして、総勢五名で出席をしてまいりました。
私自身、IPUの本会議では、今回のテーマであります民主主義と若者の政治参加について、鈴木団長とともにスピーチをさせていただきました。また、分科会となる第二委員会では、文化遺産を破壊、劣化から保護する取組に関する決議文を取りまとめる議論に参加するなど大変貴重な経験をさせていただいたところであります。
また、会議以外にもバングラデシュ出身のチョードリーIPU議長やザンビア共和国のマティビニ国民議会議長などと会談をいたしまして、意見交換をさせていただいたところであります。
そして、今回の出張は会議以外でも大変有意義なものとなりました。まず、ザンビアという私にとっては未知の国を訪問することができたということであります。ザンビアのことをどれほどの日本人が知っているかは分かりませんが、少なくとも私は当初、恥ずかしながら場所すら分からないようなレベルでありました。
しかし、実際に訪問してみますと、とても興味深い国と感じたところであります。それは、内戦や紛争の多いこの南部アフリカの中にあって、ザンビアの政治が非常に安定しているからであります。だからこそIPUも開催されたんだろうと思いますけれども、ザンビアは、コンゴ、アンゴラ、ボツワナ、ジンバブエなどといった国々に囲まれた内陸国でありまして、人口は一千五百万人ほどで、七十以上もの部族を抱えているにもかかわらず、一九六四年、イギリスから独立して以来五十年以上にわたって内戦やクーデターはなく、幾度かの政権交代も経ておりますけれども、いずれも平和裏に行われております。しかも、自国内で紛争がないどころか、周辺諸国の和平仲介や難民受入れ、保護に取り組むなど、私に言わせれば、まるで砂漠の中のオアシスのような国だなというふうに思ったわけでありますが。銅とコバルトについては世界有数の産出国であります。
ただ、モノカルチャー経済で、お世辞にも経済的に裕福な国とは言えないようであります。それなのにどうして政治が安定しているんだろうかということで、外務省の本省ではよく分からないようでありましたので、現地に参りまして何人かに伺ってみたんですが、所詮三日ほどの滞在でありましたので、結局ははっきりしたことは分からずじまいで戻ってきてしまったというわけであります。
しかしながら、実際にそうである以上は、何らかの要因はあるはずだというふうに思います。そこで提案でございますけれども、このザンビア共和国の政治安定の要因について、外務省の方で研究してみてはどうかなということであります。外務省には専門調査員に調査研究してもらうという制度もあると聞きます。それは何も私の個人的な興味を満足させてほしいというわけではありませんで、これから我が国がアフリカの平和と安定に貢献していく戦略を描いていく上でも大いに参考になるのではなかろうかと、こういうふうに思うところでございますし、それはアフリカにとどまらずに、世界の国々にとっても、もしかすると大きなヒントが隠されているのかもしれないと思うからであります。
そうしたところで、外務省の方から御見解をいただければと思いますが、よろしくお願いいたします。