浜田和幸の発言 (外交防衛委員会)

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浜田和幸君 そういう意味で、この国会でも、あるいは一般の国民の間でも、このTPPの協定の中身が、これがなかなか秘密協定という建前になっているのでよく分からないという状況がいまだに続いていますよね。その辺りでTPPに対する理解というものがなかなかちょっと深まらないという点もあると思うんですが、特にそのISDS条項に関しましては、現在も、昨年の段階ですけれども、世界中で政府と民間企業との間で、いろんな二国間、多国間の協定の中のISDS条項を使って、言わば訴訟が五百件近く今も行われているという具合に報道されています。
 そうなると、日本がよく中身が明らかになっていないTPPに入ることによって、日本の企業あるいは日本の政府が、日本の政府の場合は外国の企業から訴えられる、また日本の企業の場合、外国の企業を訴えることによって企業の利益を守るという意味でプラス面もあるとは思うんですが、日本の政府が訴えられることによって、日本の憲法や日本の法律を、上位概念として、このTPPが、言ってみれば、何というんでしょうかね、外国の企業の利益に反するような日本の法律を盾に取って日本の政府を訴えるというようなことが想定されるわけですよね。
 実際、過去においては日本の企業が外国の政府を訴えることによって日本の企業の権益が守られたというプラスの事例の方が多いんですけれども、今現在、五百以上の訴訟が行われているということを考えると、そういう訴訟の乱発ということによって日本の政府なり日本の法律がないがしろにされるというリスクもあると思うんですが、その辺りの現状、一体五百の訴訟の中身はどういうことになっていて、これは日本のこれからの、TPPに加盟することによってプラスなのかマイナスなのか、その辺り、澁谷審議官に御説明をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 浜田和幸

speaker_id: 1038

日付: 2016-05-19

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会