滝波宏文の発言 (決算委員会)

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○滝波宏文君 今、最後にちょろっとおっしゃいましたけれども、以前は国会日程の話、よく強調されていたんですね。それで、ただ、国会日程に制約されるのはほかの大臣も同じなんですよ。ほかの大臣はしかも政治家ですので、選挙区のこともある。だけれども、田中委員長は選挙区があるわけではないですから地元入りする必要もないわけで、やっぱりこの比較を見ると、現場、現地ということを本当に重視しているのか、ちょっと疑念を抱いてしまいます。
 規制委員会の原則の中にも、現場主義というのはこの活動原則として書いてあるわけですけれども、それがちゃんと実施されていないと私はやっぱり思わざるを得ないと思います。大臣以上に現地入りすべきだし、できるはずなんだと思います。それができないのでは怠慢なのではないかというふうな疑念も生じかねませんので、しっかりと今後やっていっていただきたい、大分たってしまいましたけれども。
 それで、やはりリーダーシップというのは本当に大きいと思います。以前のやり取りの中で、いや、ほかの委員が行くんだ、部下の役人が行くんだみたいな話がありますけれども、やっぱりリーダーが立地の地域に足を運んでいただければ、現地の人にも、中央の目がちゃんと注がれているんだ、それから、そういったことでその疎外感も薄められて、また安心もあるかと思います。
 御自分に委ねられたこの職責の重さをちゃんと踏まえて、自分の身を守るんじゃなくて、身を投じて、そして自分の好みに沿うのではなくて、その現場主義も明記された規制委員会の活動原則に従っていただきたいと私は思います。もちろん、災害直後など現場の混乱を助長するようなときに行くべきではありません。けれども、現場が受入れ可能なときにそのようにリーダーがちゃんと姿を見せる、大きな意味を持ちますので、原子力政策に重要な敦賀半島、若狭湾や、また下北半島など、他の原子力立地地域にも現地視察にいらっしゃる日を強く望みます。
 さて、またCO2削減目標にちょっと戻りたいと思います。
 私は、前任の参議院議員松村龍二先生から、この議員の席だけでなく、福井県の山林協会の会長職も引き継がせていただきました。そういったことがありまして、森林について力を入れておりますところ、この関係に進めたいと思います。
 先ほど話をした二〇二〇年度の三・八%削減目標、すなわち原子力停止でエネルギーの削減を見込めなかったこのときに、この三・八%のうち実に二・八%の削減が森林吸収に依存するものでありました。それくらい原子力が止まる場合には森林吸収に頼ることになるということが明確になったわけでありますけれども、一方で、日本の山を見ますと、残念ながら全然山に手が入っていなくて、先進国有数の森林資源があるのにもかかわらずそれをうまく活用できていない、これが現状であります。
 私の家も福井の山の方、奥越地域というところですが、古い家ですので、僅かですが山もありますし、林家の端くれでもあるかと思います。幼い頃、祖父に連れられて山に入って木の太さを測ったり、そんなことをしたことがありましたが、今、自分の家の山がどこにあるのか、残念ながら、親に連れていってもらわないと行き方も分かりませんし、行って、さあ、どこからどこまでが自分の家の山か、分からない、こんな状態であります。
 残念ながら、多くの若い世代の人にとって、今は山は資産ではなくてむしろ負債である、こんなイメージになっていることが大変残念でなりません。この点、次世代の林業への就業という観点からゆゆしき事態であり、また先ほど来議論しておりますこのCO2の森林吸収の観点からも問題であります。森林資源が豊富だからいいということではなくて、これ、森林というのは古くなっていくとCO2の吸収力が弱くなっていきますので、適切に間伐をして、また植え替えをして人の手が入っていく、こういう形をしなければいけないんですけれども、残念ながら、森林に対してのリソース投入、これが現在足りない状態となってございます。
 ここで、決算委員会でもございます、今回、会計検査院の平成二十七年九月の報告、国有林野事業の運営等についてを取り上げたいと思います。
 この検査院の報告というのは、国有林野事業の林産物収入の増加によって債務返済を行うための前提条件である各施策の効果がこれまで十分に発揮されていない、その状況に鑑み、林野庁は、システム販売の推進、路網ネットワーク機能強化を含め、施業コストの縮減等の施策を確実に実施するよう、より一層努力すること、こういった指摘がありましたが、これに対して林野庁としてどのように対応されたのか、また対応されるのか、お伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 滝波宏文

speaker_id: 4777

日付: 2016-04-20

院: 参議院

会議名: 決算委員会