有村治子の発言 (決算委員会)
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○有村治子君 ありがとうございます。
トイレというのは誰もが使うものですが、政治的、社会的になかなか光が当たらないところでございます。ですから、オリパラで、世界最高のユニバーサルデザイン、ユニバーサル社会を実現するのは日本のトイレを見てくれと、これを見てくれたら日本のコンセプトが分かるんだというぐらいの自負を持ってリーダーシップを取っていただければ大変有り難いと存じます。
ちなみに、男女同数で大きなイベントをしますと、男性は大体お手洗いを使うのに四十秒台で済むんですが、女性は九十秒掛かりますので、男女同数ですと、カップルが一緒に行っても、音楽会などで女性のトイレだけが列を組んでいる、受験生もそういう傾向があるんですけれども、そういう意味では、男女同数のトイレをするというのが男女平等ではなくて、一緒に行ったカップルが一緒に出てくるような、そういう動線をつくっていくというような未来型の思考も、北海道の美術館や音楽館でやっているところもあるんですけれども、そういう先進的な取組もお考えいただけたら有り難いと思います。
最後に、保育行政についてお伺いをさせていただきます。
待機児童解消に向けて政府も五十万人の受皿を拡大していただいて、子ども・子育て支援新制度に移行していただいた後も精いっぱいやっておられることにまずもって敬意を表します。
と同時に、まだまだ待機児童がいらっしゃるということで、この度、待機児童解消に向けて緊急対策として、小規模保育所の定員枠を一二〇%まで拡大するという措置がとられました。十九人の定員のところを一二〇%まで拡大して、最大二十二人まで増やすという措置でございます。涙ぐましい御努力に敬意を申し上げます。
と同時に、しかし、これでは一か所について最大三名の保育児童が受け入れられるということで、受皿を増やすに当たっては、元々定員枠が多い認可保育園で定員を増やす方が近道で安全ではないだろうかというふうに思います。小規模保育で百か所増やしていただいても、何とか増えるのはせいぜい三百名でございますので、それよりは、しっかりとした認可保育園で十人単位、二十人単位の定員を増やしていく方が安定的な運営ができると私は考えます。
これを保育園の先生方に申し上げると、定員が増えると子供たちが増える、また、なかなか、親御さんのクレームも増える、そして、そもそも一人当たりの単価が低くなるので定員は増やしたくないんだという率直な声が聞こえてまいります。園児一人当たりの単価は定員が十人増えるごとに下がっていくという現行の仕組みでは、定員を増やそうというインセンティブにはならないのではないかというふうに思います。
保育、教育の質を確保しながら子供の居場所を確保するため、例えば五年や十年というふうに年限を区切って定員枠を緊急に拡大する保育園の公定価格を改善し、政策誘導として定員増に協力していただく仕組みをつくるのも一つの考え方であるというふうに私は思いますが、大臣の御所見を伺いたいと存じます。