塩崎恭久の発言 (厚生労働委員会)

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○国務大臣(塩崎恭久君) 一年半余り厚生労働大臣を務めながら、何回か海外にも出向いて、いろいろな意見交換、会議をこなしてまいりましたけれども、各国の保健大臣あるいはWHOなどの国際機関関係者とお話をしていて、やはり一つは、日本が自らの医療制度としてどのようなことで少子高齢化あるいは人口減少、労働力減少の中で保健医療を成り立たせて、言ってみれば先駆的な例を、モデルを示せるかどうかということを、これまでの皆保険制度という世界にもまれに見るうまく機能してきた制度の中で、いわゆるユニバーサル・ヘルス・カバレッジの、UHCの一つの要素である皆保険を既に確立をしている日本が、それぞれやっぱりそうはいいながら問題を抱えているのを乗り越えて、これから同じような問題を抱えてくるだろう国々にモデル提示をできるかどうかということにおいて、日本に対する期待が大きいなということが一つ。
 それともう一つは、やはり日本でのその成功モデルをどう海外で貢献をしてくれるのかということを、今お話がありましたように、特に今年はいわゆるMDGからSDGに変わって初年度でもございます。そんな中で、TICADがあり、サミットがあり、保健大臣会合もあると。
 かたがた、エボラ出血熱の問題を契機に、世界の中での感染症の対策をどう危機のときにきちっとしたフレームワークでやれるかという、いわゆるグローバルアーキテクチャーをつくり直すということについても、日本がどれだけ貢献をするのかということについて様々やはり期待をされていると思いますし、私どももそれにしっかり貢献をしていかなきゃいけないというのが安倍総理自らの考えでもあり、また内閣としても共有をしたこれからの道ではないかというふうに思うわけでございます。
 サミットで幾つかの問題を取り上げようということで、特に感染症問題、あるいは、これはいわゆるAMR、薬剤耐性問題というのが大変クローズアップをされてきて、我々、四月にはアジアの閣僚級会合をWHOと一緒に東京で開催をする予定でもございますが、それも含めてサミットで感染症克服への新たな研究開発等々枠組みをどうするか。
 そして、さっき申し上げた健康危機管理、つまりグローバル・ヘルス・アーキテクチャーをどうするか。そしてもう一つは、やはり高齢化、母子保健、これも日本が経験を積んで、今呻吟しながらいろいろ新しいものをつくろうとしているわけでありますから、これらをサミットでも提示をし、そしてグローバルアーキテクチャーについても日本としてどういう貢献がこれからの先行きを指し示すことができるかというのを是非安倍総理が実行できるようにしたいと思いますし、言ってみれば、九月の神戸での保健大臣会合はそれの仕上げにでもなれば非常に効果的かなというふうに思ったりしております。
 もちろんTICADでも、そのようなことが、私どもの日本としての貢献がアフリカでどうできるのかということでもございますので、私もできる限りこのTICADにも貢献できるようにしていきたいと。できれば本当は出席もしたいなというふうに思っているぐらいでありますが、そのようなことを考えているわけであります。
 それにつけても、実は、去年ベルリンで保健大臣会合をやってみて分かったことは、ほかの保健大臣はみんな仲間でしょっちゅう会っているんですね。ところが、日本だけなかなか国会の関係もあって行けないということもあって、許される範囲でやはり参加をしていないと共通のプラットホームを持つことができないということで、是非こういう点でも国会の御理解を得て、例えばWHOの総会ぐらいは少なくとも行けるようにしないと、ILOもそうですけれども、なかなか難しいということでありますので、そういう点でも御理解を賜って、皆で一緒に世界に貢献をしていければと思います。

発言情報

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発言者: 塩崎恭久

speaker_id: 34685

日付: 2016-03-23

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会