木ノ内博道の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(木ノ内博道君) 今非常に多いのはやはり発達障害的、的と言わざるを得ないんですけれども、専門家の診断の問題がありますから。生来的な脳の障害だというふうに言われている発達障害というのは本当に少ないはずなんですけれども、虐待を受けたりとか、あるいは、ひょっとしたら発達障害で養育がしにくいから虐待を受けたのかもしれないんですけれども、現在のところ、これは施設でも里親でも三割を超えるような子供たちが発達障害的であるという。
発達障害についても、学習障害であるとか、あるいはADHDという多動傾向があるとか、あるいは引きこもりみたいなこともありますし、簡単ではないんですけれども、症状そのものはですね。そういったことに対する専門的な見解をいただけるところは本当に少ないですね。
養育のしにくさに付き合っていくというのは、本当に手探りのままやっていて、基本的に私も里親から相談を受けたりもするんですけれども、養育そのものが基本的には手探りなので、余り病名を付けてくれたからそれで安心というものではないんだろうとは思うんですけれども、その辺の難しさがありますね。
それからもう一つは、やっぱり虐待等で出てくるのは発達遅滞、発達が遅いということですね。そのために、まだ四、五歳になるのにおむつが取れないとかそういうことがありますので、こういった非常に、何といいましょうかね、課題を抱えた子供たちが増えている。それに対する相談機関としてなかなか的確な反応をしてくれるところがない。更に言えば、やっぱり小児精神科みたいなところは三か月待ち、半年待ちというようなことであったりということで、なかなか専門家とつながれないということがあります。
以上です。