渡邉美樹の発言 (行政監視委員会)
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○渡邉美樹君 自由民主党の渡邉美樹でございます。
私は、今から三十二年前に起業し、経営者として三十年間を過ごした後、国会議員とならせていただきました。私が思うのは、企業経営も政治も行政も、組織マネジメントの視点から見れば、その基本と原則は全て共通しているということです。このようなことを言いますと、企業経営と行政は違うとお叱りを受けることがありますが、しかし私はそのように思います。
著名な経営学者ピーター・ドラッカー氏は、著書「マネジメント」において次のように述べております。マネジメントは企業だけのものではない、マネジメントは、企業、政府機関、大学、研究所、病院、軍など、全ての組織の機関であり、マネジメントなしに組織はあり得ない、マネジメントは、成果に対する責任に由来する客観的な機能であり、その基本と原則は共通するものである、マネジメントの基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻すると述べております。行政もまた成果に対する責任を有する組織でありまして、そこにはマネジメントが必要不可欠であることは間違いのない事実だと思います。
さて、安倍首相は、アベノミクス新三本の矢の第一の矢として、希望を生み出す強い経済、GDP六百兆円を掲げられました。私も経済界出身の政治家として、GDP六百兆円を何としても実現させなければならないと思っております。本日は、このGDP六百兆円を達成するために行政のマネジメントはどうあるべきかという視点で御質問をさせていただきたいというふうに思います。
マネジメントの要諦は、経営生活三十年の中で学んだことは、ミッションとビジョンと戦略であります。つまり、どんな思いでどんな目標を持って、そしてそれをどんな方法で行うのかということであります。ミッションは、使命、存在意義のことでありますが、ここで各省庁の使命や存在意義を問うつもりはありません。ミッションに基づき設定されたビジョンは、目指すべきゴールや目標のことであります。ビジョンを策定する上で大切なことは、達成度が判定可能な具体的な数値目標であること、そしていつまでにということが明確になっていることであります。
安倍首相の二〇二〇年くらいまでにGDP六百兆円というのも一つの大きなビジョンだと思います。このビジョンを実現するために、各省庁がそれをブレークダウンしたビジョン、目標を持っていなければ、その大きな目標は達成できないと考えます。
そこで、まず質問させていただきます。
経済産業省及び中小企業庁にお伺いします。
二〇二〇年にGDP六百兆円を実現するために、経済産業省及び中小企業庁ではビジョンというものをお持ちなんでしょうか。もしそれがあったら教えていただきたいと思います。