日野愛郎の発言 (国の統治機構に関する調査会)
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○参考人(日野愛郎君) 御質問ありがとうございます。
一票の較差の問題ですが、これは私の意見陳述の冒頭で述べた様々な指標があるうちの一つでありまして、その指標をどう評価するかということ自体が両院の在り方という視点から見ないことには評価できないということを申し上げました。
一票の較差というのは、これは最大、最小の一票の較差を取り上げているわけですけれども、ちょっと私はそういう意味では政治学者なので法学者とその点では違うところかもしれませんが、選挙制度全体で見るような指標というものも一票の較差に関してはあります。私が事前にお配りした、お届けした文献の中にその点書いておったところでございますが、選挙制度全体としてどの程度均等に、その最大、最小のところ以外はどうなっているのかと、二百九十五であれば二百九十五どうなっているのかということを考えなければいけないという視点もあるかと思います。
少しその一票の較差の問題が大きく取り上げられ過ぎているということが言えるかどうか分からないですけれども、いろんな視点で選挙制度見られる中の本当に唯一、一つの、その中の幾つもある中での一つの指標だという視点は恐らくないと思われますので、最高裁、態度の変化に関しては、恐らくその両院の在り方という解釈自体がやはり変わっているからこそ、小選挙区、衆院と近いような形で参院が捉えられているということも背景にはあるのかもしれないです。やはり、両院の在り方、存在意義ということを明確にすることによって、一票の較差問題に関しても違った見方が恐らくできるんではないかなというふうに私は考えております。