儀間光男の発言 (国の統治機構に関する調査会)

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○儀間光男君 おおさか維新の会の儀間でございます。
 今日は、二院制について三つのテーマを提言し、議論をしていきたいと思います。
 一つには参議院の先議制度についてです。二つ目は参議院は党束を掛けないという問題、三つ目に参議院は内閣には参加しないというような三つのテーマで意見を述べたいと思います。
 地方の意見を国に反映させるためには国の統治機構改革も必要になります。我が党は、結党時の基本方針に掲げたとおり、首相公選とその下での一院制の実現を目指してまいっております。ただし、当面、一院制の実現が難しく二院制が続くならば、衆議院と参議院のそれぞれの権限や構成を変えて役割分担を明確にすべきだと考えます。
 そもそも、我がおおさか維新の会は、旧会、旧党の結党時より、今申し上げましたように、首相公選を始め、衆参統合による一院制を党是としてきております。その結果、二院制議論には基本的には違和感を持つものでありますが、しかし現実的に、今直ちに憲法が改正され、これらのことが実現することの無理さも認識をしております。したがいまして、過渡的対応をしなければならないことも併せて認識をするところであります。ならば、現行の二院制にどう対応し向き合うかについて提言し、議論を進めることができればと考えます。
 まず第一は、現在制度として行われている両院の法案審議システムを見直すこと。つまり、先議の在り方の一部を改正する。衆議院の優越性は、憲法六十条で言う予算案あるいは五十九条で言う法案等々がございます。この憲法の現行のままで先議を、参議院が先に行い採決をし、衆議院は最終的に採決をするという方法であります。
 このことは、憲法に触れることなく国会法の見直しで可能ではないかと考えるからであり、もう既にお気付きのとおり、現行の三十日条項、六十日条項は、その制度の意味するものは大いに理解、納得するものの、ややもすると参議院がカーボンコピーあるいは第二の衆議院とやゆされるゆえんでもあるわけであります。参議院の存在意義を問われるからにほかなりません。
 参議院を抑制機関、つまり、言われるところの抑制と均衡の確保、あるいはその機関としての参議院の独自性の確立を図る。つまり、内閣提出議案の先議は、憲法に定めたものを除き両院議長協議で決めるものとする、又は国会法でこれを定めるとする。そのことは、参議院で与野党の構成にねじれがあったにせよ、最終的には衆議院に差し戻し最終決着が見られるし、あるいは両院合同会議等の方法も確保されているからであります。現行のままでの審議では法案の決定にまず時間が掛かり過ぎ、国民の目からすると参議院の審議は無駄な時間で、スピード感からも、不必要な経費を税金で払っているとしか映らないのであります。
 参議院審議の意義は認めるものの効果はなしとするのが国民目線の現実であり、また、私自身、参議院以前に地方での行政、政治に携わった経験からの立場からもそのように見えて仕方がないのでありました。参議院に参加をしてますますそのことを感じているところであります。
 次に、参議院においては、議員の政党からの独立性を強め、参議院議員は原則として党議拘束を受けないものとする。衆議院と内閣から離れた位置に存在し、国務大臣及び政務官は参議院から選出しないようにすることで、常に権力の抑制と均衡の機能を確保すると考えるからであります。
 さらには、参議院の決算審議機能を強化し、その報告書の作成及び公開を行う、あるいは参議院に調査会を増設するとともに、その活動に関する報告書を作成する、さらには内閣提出議案の先議の院は、憲法に定めるものを除き、両院の議長の協議によって決めるということでございます。
 最後になりますが、参議院はその生い立ちから、常に良識の府、理性の府としての独自性を発揮すべきである。かつて参議院議長を務めた斎藤十朗先生は、参議院は政局から半歩離れたところで物事を考えるべきである、さらに斎藤氏は、そもそも参議院は衆議院に対して抑制、均衡、補完という機能を果たすとも主張されているのであり、私たちは、私たちの参議院の現場を取り仕切った先輩の残された言葉として参考に供したいものでございます。また、そのことは竹中参考人やその他の学者からもお話を聞けた事柄でありました。
 以上申し上げまして、意見の発表といたします。ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 儀間光男

speaker_id: 16238

日付: 2016-04-06

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会