山崎力の発言 (国の統治機構に関する調査会)
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○会長(山崎力君) 他に御発言はございませんか。──他に御発言もなければ、私、調査会長でありますが、委員の一員でもありますので、最後に一言だけ感想といいますか、意見を申させていただきたいと思います。
いろいろな御意見ございまして、本当にありがとうございました。非常に皆さん方の、参考人の方々の意見を本当に参考にされて、それぞれ意見を開陳されたものというふうに理解させていただきたいと思います。
一点私から申し上げたいことは、ちょっと観点が違うかもしれませんが、いろいろな意見の背景に、衆参の選挙母体といいますか、選挙の母体が違っていたこと、それが今いろいろな改正で比例代表の導入等変わってきたということをどう捉えるかという視点が一つ必要ではないかと思っております。
それと同時に、これは我々の参議院の選挙改革で導入されたことですが、合区ということでございます。一言で言えば、同じ一人当たりのという表現をすれば、地方自治体においても、知事の選ぶところ、もちろん人口が違うからといえばそれまででございますけれども、我々は、何百万票を入れなければ知事を選べないところに住んでいるという人と、それから全県を入れても何十万人というところで知事を選べる自治体があると。そういった地方公共団体の選挙制度、そういったものと比べたときに公平性だけでいいのかという問題があります。明治以来のこれはもう所与の条件として我々は受け止めているんですが、議論を進めていくとそこに行かざるを得ない。
特に、我々参議院がそういう合区をした時点において、皆様方、比例の方は別として、選挙区で出られている方はどうしても地元の都道府県というのが念頭にあります。それと同時に、比例の方々は、全国の組織、職域の代表としてのプロフェッショナルとしての立場で選出された方がほとんどだろうというふうに思っております。そういったところの選ばれ方というものが特に参議院においては顕著だったと思いますが、それが先ほど来の判例変更だと私は思っていますけど、最高裁の、参議院の権能が非常に衆議院に近いので、やはり選ばれる方々は比例という、較差を、何というんでしょう、できるだけ少なくした衆議院と同じような形にしたらどうかという考え方に最高裁が判例変更したというふうに理解しております。そういった中で、衆参でどういうふうな役割分担をするか。
最後に申し上げたいのは、これ私、自戒を込めて言うんですけれども、どうも我々の議論というのは、一院の衆議院の連中がこういうことをやっているから、我々参議院はそれと違ったこういうことをやらなきゃいかぬのじゃないかという、そういう発想の御意見が多かったように感じました。その点、私にいい知恵があるわけではないんですが、そもそも衆参の役割分担はどうなのか、それで我々は何をしたいのかということを今度の報告書において少しにじませることができたらというふうに思っておりますということで、私の、ちょっと長くなりましたが発言とさせていただきます。
以上をもちまして、委員間の意見交換は終了いたしました。
委員各位からは貴重な御意見をいただきまして、誠にありがとうございました。本日の御意見も含め、これまでの調査の論点を整理し、各理事とも御相談の上、最終報告書を作成してまいりたいと存じます。ありがとうございました。
本日はこれにて散会いたします。
午後二時二十分散会