梅林宏道の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(梅林宏道君) 北朝鮮が、もちろん核実験というのは強く批判されるべきことなんですけれども、ずっともう一九七〇年頃から一貫して核抑止を追求するということをやっているんですけれども、その目的も非常に一貫しておりまして、アメリカの核の脅威に対して体制を守る、彼らはそういう表現をしませんけれども、北朝鮮の安全を保証するために核抑止力が必要だと、その論理は一貫をしております。
 それで、非核兵器地帯というのは、まさにその核の脅威を取り除く方法であるということなので、考え方においては北朝鮮の要求を実現する一つの手段であるということは間違いないんですね。しかし、そのときに、北朝鮮は既に核を持ってしまっているという前提に立って非核兵器地帯を実現をするというのは、これまで存在をしている非核兵器地帯ではなかったような困難を前提とせざるを得ないということで、その困難性というのは、私たち、提案するときにも随分と議論をいたしましたし、簡単ではないということはあります。しかし、先ほど申しましたように、一貫して彼らの核保有の目的というのは明確であって、それを実現をするための方法として説得力を持ち得るというふうに考えています。
 我々が開発している条約の中では、既に持っているものをいつの段階で廃棄させるか、その廃棄に不安を抱く日本とか例えば韓国なんかが、この条約で安心をするために、どういう装置を条約の中に組み込めば、日本も韓国も納得できるし、北朝鮮ものみ得るかという、北東アジア非核兵器地帯ならではの条約の細部というものがあって、そういうことも具体的に提案をしようというふうに考えています。
 既存の非核兵器地帯、五つあると申し上げましたけれども、それぞれの地帯でやっぱり独特の解決しないといけない国際環境があるわけで、それぞれに特色があります。そういう意味で、北東アジアの抱えている問題も解決可能な特色だと。
 北朝鮮の問題、とりわけ御心配のようなことはあるので、条約の中にいかにそれを安心のできるものにしていくかということも考えつつ提案をしているということであります。
 よろしいでしょうか。

発言情報

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発言者: 梅林宏道

speaker_id: 30234

日付: 2016-02-17

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会