2016-02-17
参議院
佐藤主光
国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会
佐藤主光の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)
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○参考人(佐藤主光君) ありがとうございます。
どんな税制が望ましいのか。税制には三つの原則があります。一つは公平、それから中立、簡素です。最初に、中立というのはできるだけ経済活動を阻害しないこと。実は、ここは意見が分かれるかもしれませんが、消費税というのはこの点にはかなっている。ある意味、安定的な財源を確保するというこの目的に対しては、消費税は極めてかなっている。ただし、公平、つまり格差是正というところにおいては、繰り返しになりますが、所得税をやはりもう一度再構築していく必要性があると。それは決して税率表をいじる、最終的に税率表も考えなきゃいけないんですが、その前に私たちがやるべきことは、この侵食された課税ベースの拡大を図っていくということ、所得控除の見直しを図っていくということ。
それから、今日は全然議論にならなかったんですが、実は私たち社会保険料もちょっと考えた方がよくて、社会保険料というその名前に反して極めて税金的であり、極めて不公平な面があるんですね。所得の低い方がやっぱり負担していますので、実際問題として。ですから、社会保険料というものが、果たして我々が思う連帯あるいは再分配の機能を果たしているかというと、給付の部分は果たしているのでそれはいいんですけど、取っている方、ちょっと考えるべきところはあると思います。
それから、租税特別措置について幾つか御議論がありましたけれども、これは簡素性に関わります。実は、租税特別措置、多分本当のところは誰も知らないという点で全体像を見ている人がいない。まさにコントロールできていないものなんですね。ですから、これこそ税制を複雑化する。複雑化するところに節税という可能性を今度は見出してくる人、頭のいい人たちがいるわけですから、やはり簡素性という観点からは租税特別措置というのは見直していかなければならない。
あと、負担率に関して言いますと、どんな国民負担率が望ましいかというのは、これはどんな政府像を描くか、大きい政府でも小さい政府でも、それはどんなビジョンをこの政府に対して持つかだと思いますが、問われているのは、もし大きい政府を求めるのであれば、それはそれに見合う大きな国民負担を求めていくんだし、やっぱりそこは負担と受益のバランスというのはちゃんと取らなければならない。日本の場合、このバランスが崩れているというところから財政赤字というのは積み重なっていったという事実があるんだと思います。
以上です。