小黒一正の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

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○参考人(小黒一正君) ありがとうございました。
 西田先生の御質問は非常に難しい質問だと私も思います。
 まず、負担率を上げていく話とかございましたけれども、そこは質問のとおりだと思うんですけれども、例えば、意見が分かれるところは、先ほどちょっとちらっとおっしゃられましたけれども、東京一極集中の是正するかどうかと。これは今の地方創生の流れとも関係すると思います。
 私は、どちらかというと小峰先生とか、あと日本大学の中川先生とかとちょっと若干似た意見を持っておりまして、確かに地方は非常に大変なのでそこもどうにかしなければいけないんですけれども、同時にやっぱり東京も、先ほど先生がおっしゃられましたようにグローバルな中で競争していますので、ここの力をそいではいけないと。そういう意味では、やっぱり東京もちゃんとグローバル市場を戦っていけるようにしながら、同時に地方をどうにかしなければいけないと。
 そのときにやはり重要になるのは、私最近ちょっと忘れられているんじゃないかと思うんですけれども、国土形成計画みたいな話で、やっぱり人口の密度が薄くなっていけば当然経済成長率は落ちますので、密度を維持するような形を各地域ごとに、要するに東京から資源を奪ってどうにかするのではなくて、各地域、エリアごとで、そういう密度を保ちながら、地価も維持して、金融の投資も担保でしやすくなっていくような仕組みをどうするかと。そこに規制とか、ある一定エリアのところは厳しく管理するけれどもそれ以外はそうしないとか、人が集まっていくような仕組みを考えていくと。その手段になるのはやっぱり地方交付税じゃないかなと思っております。
 地方交付税は人口の移動を抑制する装置ですけれども、逆に言えば、重点的に配ればそのエリアにきちっと逆に人が集まってくる、インフラが整うことによって集まってくるというような仕組みもありますので、そういった視点も併せてやりながら、同時に財政再建も進めていくべきではないかなというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 小黒一正

speaker_id: 29026

日付: 2016-02-17

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会