金尾健司の発言 (災害対策特別委員会)

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○政府参考人(金尾健司君) まず、堤防についてお答え申し上げます。
 今回の地震により、熊本県内の国管理河川においては、これまでの点検により、堤防天端のひび割れや堤体の沈下等の変状を三水系六河川の百七十二か所で確認しております。そのうち、比較的変状の小さな被災箇所については、既にひび割れの補修などの応急対策を完了しております。また、堤防の変状が比較的大きい緑川水系の十一か所については、堤防の盛土をやり直すなどの緊急的な復旧工事を実施しており、現在までに十か所が完了しております。残りの一か所についても、計画高水位以上の高さの盛土は完成をしておりまして、五月上旬の完了を目標に取り組んでいるところでございます。
 さらに、堤防に多数の変状が生じた緑川及び白川では、洪水に備えて河川の監視体制を強化するとともに、早期の警戒態勢を確立し、早めの水防活動や早めの避難に資するため、水防警報や洪水予報の基準水位を暫定的に引き下げております。
 熊本県と熊本市が管理する河川においては、現在までに四十七河川の三百二十一か所で堤防等の被災が確認されております。これらの河川についても、熊本県、熊本市において現在応急対策を実施しており、本格的な梅雨期に備えるべく、できるだけ早く完了するよう鋭意取り組んでいると伺っております。
 国土交通省といたしましては、テックフォースを派遣し、現地で被災状況調査を実施するとともに、迅速な災害復旧に向けて、熊本県庁等において災害査定官が直接助言するなどの技術的な支援を行っているところです。
 国土交通省としては、河川堤防の早期復旧に努めるとともに、熊本県等に対して必要な支援を行ってまいります。
 次に、土砂災害についてでございますが、熊本県を始めとする一連の地震により、被災地では、かつてないほど地盤が揺れ、土砂災害が発生しやすい状態になっております。このため、被災地では土砂災害警戒情報の発表基準を引き下げて運用しておりまして、早めの避難など住民に対する注意喚起を行っているところであります。
 また、今後の降雨に備え、熊本県内における緊急度の高い危険箇所等の点検を実施し、取りまとめ結果を県及び市町村へ説明の上、今後の対応について助言をいたしました。現在、特に被害が大きい南阿蘇村の山王谷川地区や立野川地区において、土砂で埋まった河川の土砂掘削や大型土のうなどの設置など、熊本県が土砂災害専門家の助言も聞きながら梅雨期に備えた応急工事を実施しております。
 なお、熊本県から要請のありました南阿蘇村阿蘇大橋地区の崩壊斜面については、直轄砂防事業により緊急的な斜面対策を実施してまいります。
 今後とも、二次災害防止のため、自治体への支援を全力で取り組んでまいります。

発言情報

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発言者: 金尾健司

speaker_id: 8463

日付: 2016-05-02

院: 参議院

会議名: 災害対策特別委員会