黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) このマイナス金利付き量的・質的金融緩和というものでは、従来からの量的・質的金融緩和を維持しながらマイナス金利を導入したわけでございます。すなわち、マネタリーベースを年間約八十兆円に相当するペースで増加させる中で、日本銀行当座預金の一部にマイナス〇・一%のマイナス金利を適用するということにしたわけでございます。委員御指摘のとおり、三層構造を取った中でマイナス金利を適用するということでございます。
 今般のマイナス金利の導入によりまして、イールドカーブ、言わば短期から長期までの金利曲線の起点が下がって、それに加えて、日本銀行が従来から量的・質的金融緩和でやっております大量の資金供給を継続するということと併せまして、金利全体、短期から長期まで、金利全体により強い下押し圧力を加えていく、これによって民間の経済活動を促すとともに、銀行が貸出しを増加させやすい緩和的な金融環境をつくり出すということが意図されているわけであります。
 御案内のとおり、量的・質的金融緩和の導入後、我が国の経済は、企業、家計の両部門におきまして、所得から支出への前向きな循環が働く下で緩やかな回復が続いているわけでありまして、また、銀行の貸出残高は、中小企業向けを含めて前年比二%台の増加を続けております。
 このマイナス金利付き量的・質的金融緩和は、こうした量的・質的金融緩和の効果をマイナス金利の導入によりまして一段と強化するということでございますので、今後、経済あるいは物価等に対してポジティブ、プラスの影響が出てくるものというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2016-02-18

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会