長峯誠の発言 (財政金融委員会)
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○長峯誠君 事実の確認をさせていただきました。
今日、委員会の方にこの経歴の正誤表といいますか、これが提出をされました。これについては内閣官房と日銀の方で精査をしていただいたということでございますけれども、おおむね、赤字で書いてある誤記載といいますか確認された誤りについては、ほぼ誤字脱字の範囲内、あるいは年数の違いについては、これは、正式な辞令が出ているか否かは別にして、実際にそこで働いていたということを当時の同僚からの証言を日銀の方で取っていただいております。多分、皆さんOBになって、御自宅まで御連絡取って調べ上げたということでしょうから、その作業については多としたいというふうに思っております。
そういったことであるんですが、ただ一つ、やっぱり看過できないといいますか、問題になるとすれば、やはりこの博士課程修了という表現がどうか。正確には単位取得退学であるということなんですね。これについては、実は衆議院の財金で岩田副総裁が、岩田副総裁も日銀のホームページでは博士課程修了と書いているんです。これについて、当時の東大の教務担当者に、自分の場合は満期退学と書くのかと聞いたら、そうではなくて博士課程修了と書くのだと言われたというふうに答弁をされているんですね。ですから、当時は一般的に、このようなキャリアの方々は博士課程修了と書いていたんだろうというふうに推察するわけです。
実は、この衆議院財金で質問していたのは民進党の宮崎岳志議員でございますが、宮崎岳志議員は元々新聞記者でいらっしゃって、実はその新聞記者時代の体験を基に、そのやり取りの中でこういうふうにおっしゃっているんですね。
日本でも二十年くらい前には、確かに論文が通っていなくても博士課程修了というふうに書くということもあったやに記憶をしていますと。私は新聞記者をやっておりましたのでいろいろな人のプロフィールを書くという仕事も結構ありまして、週に一本ぐらいは誰かのプロフィールを書いていることがありましたと。ある時期から、やはり博士課程修了という表現はなくなりましたと。博士号取得と書くか、満期退学とか単位取得退学とか、そういう書き方をするようになりましたというふうに宮崎議員おっしゃっています。
ということは、やはり昔はかなり慣例的にこの表現を使っていた。しかし、ある時期から、やっぱり正確性を期そうということで、特に新聞業界なんかはきちっと正確性を期そうということで表現を改めていた。しかしながら、日銀はその従来の慣例に従った書き方を今日まで続けていたということが今回の謎解きということになるのかなというふうに思っております。
私、要求しまして出していただいた櫻井参考人が内閣官房に提出された経歴書、つまり御自身で書かれた経歴書を拝見をいたしました。それにはきちんと博士課程中退(単位取得修了)と書いているんですね。ですから、御自身はいわゆる正確な書き方をしているんです。しかし、それを受け取った日銀が旧来どおりの表現で日銀のホームページに載せたということで今回の問題が生じたということでありますので、これはやはり審議委員の適格性を問われるような悪質な経歴詐称ということまでは言えないというふうに考えているところでございます。
参考人は、この経歴書によりますと、様々な職場、官民合わせて様々な職場でキャリアを積んでこられているんですが、簡単に、それぞれの職場でどんな研究に携わっていらっしゃったのか、それをお聞かせいただきたいと思います。