山田滝雄の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○政府参考人(山田滝雄君) 対キューバの援助の現状でございますけれども、二〇一四年度のODAの供与実績は、技術協力が四・七二億円、草の根・人間安全保障無償資金協力等の無償資金協力が一・五四億円ということでございます。技術協力につきましては、今委員より御指摘がありました中部地域五県における米証明種子の生産に係る技術普及プロジェクト等を行っておるということでございます。
それと、今後の支援でございますけれども、このような従来の支援に加えまして、昨年五月に岸田大臣がキューバを訪問された際に、本格的な無償資金協力を開始することを表明いたしました。これを受けまして、現在第一号候補案件として、医療機材を整備するための支援に関する調査を実施しているところでございます。また、第二号候補案件としては、農業機材整備案件の調査を近々開始する予定でございます。
次に、キューバの債権について御説明申し上げます。
我が国は、非ODA債権、貿易保険の債権でございますが、これを保有しております。このうち、短期の貿易保険につきましては二〇一三年五月にキューバ側との間でリスケに合意しており、日本貿易保険、NEXIは、二〇一三年七月にキューバ向けの短期貿易保険の引受けを再開しております。また、中長期債権につきましては、昨年十二月、キューバとパリ・クラブ債権国との間で延滞債務解消に係る合意が形成されました。我が国は、この合意を踏まえまして、キューバとの間で国際約束の締結交渉を行っているということでございます。
今般の合意によりまして、一九八六年以来返済が滞っていた我が国債権回収への道筋が付くことになりましたので、これがキューバとの国際金融市場への復帰にも寄与することを期待しているところでございます。