エスティファノス・アフォワキ・ハイレの発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○参考人(エスティファノス・アフォワキ・ハイレ君)(通訳) もう日本に大使として赴任して十三年になりました。世界、グローバルでも大きく事が激変しております。初めて参りましたのは十三年前、TICADはⅡだったと思います。TICADⅡですかⅢですか、Ⅲでありますけれども、当時、ビジネスの方々と日本でお話しいたしますと、アフリカが戦略的に重要であると申し上げても、特に資源ということではアフリカは戦略的に重要であると言っても、日本の方々はなかなか関心を示してくださいませんでした。
いろいろ理由がおありだったと思います。当時は、中央アジアそれから中国から資源を入れた方が日本にとってはよりビジネス的にも魅力的であると、アフリカまでその資源をというふうに思っていらしたわけです。ですから、当時、アフリカの魅力度というのは大変低かったわけです、日本のビジネスにとって。
アフリカ外交団は、何とかそういった見方、認識を変えることができないかということで努力してまいりました。日本のその地図、今、アフリカが戦略的な、重要な大陸であるというふうに記されるようにということで努力してまいりました。アフリカの首脳、日本に訪問したり、あるいは相互交流があったり、外交団が頑張って、かなりの前進があったと思います。それから、TICADの役割も大きかったと。TICADが開催されるということで、その意識が変わってきたということで、成熟の時代になったと思います。
今、民間部門からの関心が大変高くなっていると。アフリカに対しての関心が高いということは大変に喜ばしいということで、だからこそ、今こそがその瞬間であると。日本は是非このチャンスをつかんでいただきたい。新しい章に入ったと思います。そして、新しい章、新しい時代、アフリカとの協力をしていただいて、それを生かしていただきたいと思っております。
アフリカ大陸全体あるいはその一部、地域でもいいんですけれども、フレッシュな、グローバルな形でアプローチしていただける、そういう環境が整ったと思います。TICADⅥ、ナイロビで開催されますが、この変化を更に推し進める会議になってほしいと思います。そして、本当に真剣なパートナーシップがアフリカの民間部門と日本の民間部門の間で更に育まれることを期待しております。それこそがやはり唯一の道筋であるというふうに思っております。
今おかげでビジネスの話題を出すことができます。ビジネスのディスカッションができます。今までは食糧援助、アシスタンスとか、そういう話ばかりでございました。アフリカの問題ばかりが、あるいは人間の安全保障ということばかりが注目されていたと。しかし、今やビジネスダイアログができる時代になったと、それが私が今思っていることでございます。
ここまで成熟度を高めてきたということです。だからこそ、インフラはますます重要になってまいります。ですから、持てる資源を共にインフラ整備にも向けてまいりたいと思います。工業化、産業開発が極めて重要である。
教育、日本にはソフトパワーがおありでいらっしゃいます。七百以上の大学、アフリカ大陸にそのキャパシティーをアウトソーシングしてください。教育でのコラボレーションはまだまだ初等教育あるいは中等教育に限っておりますが、やはり高等教育へもそれを広めていきたいと思います。エボラ熱であったり、ウイルスあるいはバクテリア、いろんな話題が出てまいりますが、やはり誰かがそれを研究して取り組まなきゃいけないと。
しかし、こういった問題に十分に取り組むまだ人材がいないです。アフリカにも学校とかいろんな高等教育機関があるわけですけれども、やはりちゃんときちんとそういった問題に取り組んでいくためには、日本のもちろんノウハウとか知識を共有していただける、あるいは提供していただくことが大事だろうと思いますので、TICADⅥが新しいチャプターを開いてくれることを、そして新しい時代がアフリカに到来することをTICADを契機にということで祈っております。