中野正志の発言 (東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会)
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○中野正志君 改めて理解できました。やっぱり、ただですら日頃温厚で理論的ではあり、たまに私といろいろ見解の違いもありましたけれども、その委員長が犯罪的だとまでおっしゃられるのでありますから、そういうことだったんだろうなと改めての理解であります。
先ほど来もいろいろ議論はありましたけれども、関西電力高浜原発の仮処分の問題についても、今日は時間がありませんので議論は避けますけれども、北海道大学大学院工学研究院教授の奈良林直氏は、裁判所の審理に対する姿勢以前に仮処分決定の前提事実が間違っていると指摘をされております。裁判官は原子炉の仕組みを誤解しています、誤解というより全く知らないのだと思います、その結果、前提においても判断においても間違っているのですというコメントを出されております。これ以上は次の機会にお伺いをいたします。
さて、時間がありません。済みません、大臣。今、被災地では、御自宅が地震、津波で被害を受けながら、壁や天井もまだ直らずに隙間風の入るような家で暮らしておられる方々がおられます。いわゆる在宅被災者と言われる方々でありまして、特に浸水地域が広域であった宮城県の石巻周辺、五百世帯程度存在すると言われます。
なぜこのようなことになったのかと。
震災直後、避難所には御存じのようにたくさんの方々がおられました。体育館や集会所にぎっしりと、段ボールで区切っただけ、そこで何とか過ごしておられる方がたくさん。そのような中で在宅被災者の方々はどんな思いでおられたか、お分かりになられますでしょうか。
自分の家の一階は津波でがたがたになったけれども、何とか二階では暮らすことができる、それならできるだけ避難所はよその方に譲ろうと、そして仮設住宅も、自分は何とか残った自宅で暮らせるから御迷惑を掛けないようにしようと、そういった思いで津波や地震でがたがたの御自宅に住むことを選択した方々がたくさんおられた。これはもしかしたら我々東北人の気質かもしれませんけれども、そういうことなのであります。その方々が、今自宅を直す支援金を十分に使えていない、支援の手が十分に差し伸べられていない、こういう状況にずっとあるのであります。
この在宅被災者の方々について復興大臣はどのように考えておられるのか、支援をしていこうと考えておられるのか、お伺いをしたいと思います。
また、ついでながら申し上げます。このような方々も含めて、被災者の方々は心に深い傷を負っています。
被災地で歌を歌おうという会がありました。仮設住宅で閉じこもっているおばあちゃんを誘っても、なかなか出てこられない。お聞きをしたら、亡くなった娘や孫のことを考えたら歌なんか歌っていられない、そういう思いだったようであります。そこで、支援団体の方々が何度もお誘いをして、ようやく出てきてくれた。そして、みんなと一緒に歌を歌っているうちに気持ちが変わってきた。これからは亡くなった人の分まで生きないと。それからは皆さんとの集まりにも出てきていただくようになったというのであります。大変うれしい話であります。
こういった被災者の方々が前向きに暮らしていけるようにする心の復興事業について復興庁がこれから支援を強化していこうとされていることは幸いだし、心強い限りであります。復興大臣の改めてのお考えもお伺いをしておきたいと思います。