江口克彦の発言 (内閣委員会)
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○江口克彦君 それは私は、歴代の内閣の、政府の、民主党政権もそうですよ、それから今の自民党政権もそうですけど、結局、道州制に対して余り力を入れないということで、初めは非常に自民党さんなんかは力を入れて、第一次安倍内閣も力を入れていたわけですけれども、今北海道の方から提案があったら受けますよということでしたけど、これ全部で三十三とか提案しているんですよ。
それで、今幾つか幾つかというふうに大臣言われましたけど、現実には二つなんですよ。二つしか、要するに札幌医大の定員変更など二件のみなんです、三十三件提案してですよ。それはどうしてかといったら、官僚が全部潰しちゃうんですよ。その官僚が全部潰してしまうのを大臣が守ってもらわなければいけないと思うんですけれども、北海道で道州制というものをもう一度思い直していただいて取り組んでいただくということを是非考えていただきたいということをお願いしておきたいというふうに思います。
私がなぜ道州制道州制というふうに申し上げるかというと、地方の活性化というものは、今戦略特区とか、あるいはまた地方創生とか、大臣一生懸命取り組んでおられますけれども、私は、根本的な解決にはならないというふうに思うんです。いわゆるカンフル剤なんですね、カンフル剤。これで日本経済が、あるいはまた地方が活性化、根本的に活性化するというのはなかなか難しい。その根本的な解決策は何かといったら、中央集権を改めるということですよ。
中央集権というのは、明治以来百四十八年、おおよそ百五十年間続いているわけですよ。しかも、昭和十三年に国家総動員法というのがありましたよね、もう大臣の方がよく御存じでしょうけど。これは、戦前の軍部が中央集権というか、全部一か所に集めなきゃいけないというようなことですよね。国鉄なんかそうですよ。何で北海道の採算も取れないところに国鉄が線路を敷いたかといったら、あれは兵隊とそれから物資を運ぶためですよね。採算なんて考えていないわけですよ。戦後になってあれがどんどんどんどん赤字になっていくということになるわけですけれども。
もっとひどいのはマスコミなんですね。これは、大臣うなずいておられますけど、マスコミの実に八割は東京に集中しているんですよ。なぜ集中しているかといったら、軍部が検閲するために集めたんですよ。朝日新聞、毎日新聞も産経新聞も大阪なんですよ。にもかかわらず、検閲が必要だから東京に出てこいというようなことで、新聞だけじゃなくて全部、もう雑誌もそうですね。それで、日販が出てきてトーハンが出てくるという、取次店が出てきたりするわけですけれども。
そういうことで、言ってみればこれはもう本当に前時代的な統治機構なんですよ。この統治機構を、これ何としても改めないと、これは地方が活性化しないんですよ、地方が活性化しないということになるんですね。
というのは、こういう中央集権ですから吸い取り紙のようにどんどんどんどんみんな東京に来てしまうわけです。先ほど申し上げましたように、マスコミは八〇%ですよね。それから、人口はもう三〇%ぐらいはこの東京圏に集中しているわけですよ。企業も、売上げ上位百社のうち七一%、七〇%ぐらいは東京に来ちゃっているわけですよね。ということになる。大学になると、四〇%東京に集まってくるわけですよ。集まるようになっているわけですよね。それが中央集権なんですよ。
だから、中央集権を、これを壊さないと、要するに、それぞれの、地方分権地方分権と言われていますけれども、そういうそれぞれの地方に行財政を主体を置いていくということをやっていかないと、例えば先ほど保育所の問題が出てきましたけど、保育所のことを、やっぱり身近なところで、見えるところでいろいろと行政をやっていかないと、こんな霞が関から官僚の人が見たって、かすみがかかっているわけですから見えないんですよ。やっぱり打てば響くところでの、それをどう体制をつくっていくかということをしなければ私はならないのではないだろうかというふうに思うんです。
ですから、今やっておられる、大臣が一生懸命取り組んでおられる、安倍内閣が一生懸命取り組んでおられる地方創生とか国家戦略特区というのは非常に私は賛成なんですけど、カンフル剤ですよと、根本的には国の統治機構を変えなければ抜本的には日本の活性化にはつながりませんよということを是非知っていただきたいというふうに思うんでありますけれども、大臣、改めてこの道州制に対してもう一度チャレンジしていただくというか、日本を活性化するためにお考えをいただくということはかないませんでしょうか。