石破茂の発言 (内閣委員会、農林水産委員会連合審査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(石破茂君) 私が議員になった頃は、三十年ぐらい前の話ですが、二種兼業農家というのは減らないんだというふうに教わりました。米の値段が下がろうがどうしようが、二種兼業農家はそれで食べているわけではないのであって、それは、専業農家とか、あるいはかぶる概念ですが基幹的農業従事者とか、これは減ることはあるが二種兼業農家は減らないのだと聞いておりました。
ところが、今起こっていることは何かというと、二種兼業農家が恐ろしい勢いで減り始めているということだと私は思います。そうすると、所有と経営の分離ということを私前から申し上げておりますが、所有はしているが経営はしないという、耕作放棄が典型ですが、それが激増しているというのは一体どういうことなのだろうかということをよく直視をしなければいけないのだと思っています。
二反であろうが三反であろうが、コンバインを買ってトラクターを買って、最初の装備ぐらいで六百万、七百万は軽く掛かります。二百万、三百万どころか四百万、五百万、六百万掛かるわけで、それが二反か三反でペイするかというと、しません。
そうすると、所有はしているが経営しなくて耕作放棄だというのが激増しているという状況に対して、リースあるいは所有適格法人みたいなもので対応しておりまして、そのこと自体は正しい方向性だと思っております。
ただ、可能性として、リースでいった場合に貸している側が自分でやると言い始めたら一体どうなるんだ、あるいは十年を超える契約はどうなるんだという問題があって、この養父市に限定をして、そしてまた、先ほど委員が御指摘になったように、それをごみ捨場にしちゃうとか転売しちゃうとかそういうことがないように、自治体の責任を企業とともに負わせることによって、リースを更に超える所有形態、所有権というオールマイティーの権利を使うことによって新しい農業の可能性が開けてこないだろうかということでございます。
一番いかぬのは農地が毀損され耕作放棄になることであって、そのことを徹底的に極小化しながらどうやって新しい形態を可能性として認めるか、私は、今回はそういうことだと思っております。
委員の御指摘を踏まえながら、今後も農水省と一緒にやってまいりたいと存じます。