山田修路の発言 (農林水産委員会)

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○山田修路君 ありがとうございました。
 このTPPに関してですけれども、今ほど御説明があったように、GDP全体に及ぼす効果あるいは雇用に及ぼす効果というのも、今の試算よりも更に大きいかもしれないというようなこともあるかもしれない。農林水産業に対する影響にしても、あるいはGDPに対する影響にしても、一定の前提を置いた中での試算をしたということなので、大事なことは、金額がそこでどのくらい差があるかということよりも、むしろ全体としての方向性はこうなんだと、そして影響の、質的なものはこんなような程度の影響なので、数字自体が多少違うこと自体をそんなに大きく議論しても意味がないのではないかと私は思っております。
 ですから、試算はこういうことでやっているんだということをはっきり申し上げて、あるいはほかの試算、やり方をすれば別のものもある、ただ、対策はこういうふうにしっかりやるので、それは皆さんに影響がないようにやっていきます、このことをやっぱりしっかり訴えていくことが、GDP一般の効果も、あるいは農林水産業に対する影響も含めて、非常に大事な、数字が違うじゃないかということを幾ら議論しても結局余りいい効果がないんではないかなというふうに思います。この点をちょっとお願いをしておきたいというふうに思います。
 そしてもう一つ、TPPの効果について、先ほど澁谷審議官からお話がありましたように、GDPに対する効果とか、それはやはりある程度長期で見た中で生じてくる事柄ですね。日本経済全体がそういったところにシフトしていくということであるというふうに思っておりますので、そのこと自体はそうであるというふうに思っております。
 一方で、それぞれの地域ですとかあるいは短期的に見ると、やはり問題が生ずるところも出てくるんじゃないかというふうに私は思っております。例えば、よく言われますのは、アメリカの国内で、NAFTA、北米自由貿易協定が結ばれて、国内の中で、工場がメキシコの方に移転をしていったと、そのことによって、もちろん経済全体の影響ということよりも、むしろ地域の問題、企業城下町みたいなところで雇用が失われてしまったとか、あるいは短期的に見ると厳しい状況にあるというようなことが新聞などで言われておりまして、そういったことがあるいは今の大統領選にも影響をしている、TPPについてネガティブな、否定的な意見もあるというようなことではないかというふうに思っております。
 そうしますと、TPPについて、全体のGDPへの影響ということもさることながら、地域におけるやはり産業の空洞化みたいなことが生じないように、そういうことを心配する声があるので、産業の空洞化ということが生じないように対応していく、あるいは政府としてはっきり意思表明をしていく、このことも、TPPに対する支援というんでしょうか、御支持を得る上では大事なことではないかというふうに考えております。
 この産業空洞化、特に地域における産業空洞化の問題についてどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 山田修路

speaker_id: 21541

日付: 2016-03-31

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会