小川勝也の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小川勝也君 今、私、誰がこの絵写真を描いているのかなというふうに思いますと、今この国会でもテーマになりました、介護人材と保育人材が足りない。それは、首都圏に人が集まり過ぎているんです。これがアンバランスなんです。
それから、もっとこれからは人手不足が顕著になります。物すごい勢いで人手不足が大問題になります。それは、最も人口減少の厳しい北海道がそのカナリアの役を果たしているから、私はよく分かっている。観光客の方がどんどん来てくださる。有り難いことですけれども、いわゆるランチタイムにランチをサーブする人材が足りなくなってきています。お客様がお泊まりに来ていただけるのは有り難いですけれども、ベッドメークする人が足りなくなってきています。これが日本経済のいびつです。
ですから、私はそうあってはならないと思いますけれども、農村の非効率的な人口をもっと別な労働力として出したらどうだと、このぐらいのことを考えている人がいて農村破壊政策をやっているんじゃないかと疑らざるを得ないような状況であります。
私は、農村を今しっかり守るべく政策を実現するときだというふうに思っています。いわゆる農地をたくさん使って生産をするというのは、それに適した地域があるんです。オーストラリアとかカナダとか、日本であれば北海道、それ以外の地域であれば、先ほどの牛を飼ったり野菜を作ったり、もっと効率的な果樹を育てたり、あるいは加工したり、もっと少ない面積でも力を合わせて稼ぐ方法は幾らでもある。農地を担い手に集めれば金がもうかるなんということはあり得ない、これをしっかり共通認識にしていただければというふうに思っています。
効率が全てではないということでいうと、一番効率的にできるのはそれは畜産です。北海道にも一万五千頭の肥育をしているいわゆる畜産工場があります。私は、この農林水産省の政策の範囲はどこまでなのかというふうに問題提起をしたいと思っています。
私は、想像でこういうふうに申し上げているんですけれども、森山大臣のところの大先輩である山中貞則先生が、シラス台地で水田も畑作も収入をがびがび取れるような場所ではないので、副業として農家のおかみさんに牛を肥育することによって現金収入が得られるぞというところからいわゆる黒毛和種や肉牛の発展があったんだと認識をしています。
農業政策というのは、地域を守るから大事なんです。食えない地域があったら、その地域が食えるようにするのが農業政策であるから、畜産に今マル緊という、まあ集大成ですね、畜産の政策の集大成に向かってきています。しかし、企業経営の数千頭や一万頭を超えるいわゆる肥育工場がその政策の範囲であっていいのかどうか。そして、今はやりの野菜工場、これは作っているのが野菜なので農林水産省のカテゴリーですと、こういう役所の方々の答弁もよく分かりますけれども、私は本来、農林水産省が組み立てる農林水産政策というのは、水産と森林は別にして、まずは食料をしっかり作る、食料安全保障に資する、農地を守る、農村を守る、こういうやっぱり太い幹があって政策がないとおかしくなるというふうに思います。
もし、苦言を呈しますけれども、野菜工場も大規模畜産も農業ですということであれば、近い将来、農林水産省は解体されて経済産業省の一部局として食料生産局になる。これは笑い事じゃないですよ、大臣。もうそのくらい、この昨今、農林水産省は外部から揺さぶられているじゃないですか。僕はもう一回しっかり哲学を立て直すべきだと思います。
農林水産省が掲げる農林水産政策の範囲あるいは考え方というのは、私は今自分の考え方を提示いたしました、どういう考え方に基づいて政策を立案すればいいと思いますか。