小川敏夫の発言 (法務委員会)

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○小川敏夫君 司法制度改革等の沿革を今御説明いただきました。司法制度改革で具体的に目標に掲げた六百人ですか、それはもう既に達成しておるわけであります。
 それで、毎年ここ数年出ている定員法の背景を見ますと、結局、裁判官の増員といっても、裁判官を増やすためには司法修習を終えた判事補を採用するという形が圧倒的な部分を占めておるわけでございます。そういうことで、裁判官の増員というものは、基本的には新たに採用する判事補というものを増やして、それで徐々に徐々に長期間掛けて、十年ですか、掛けて裁判官を増やしてきたと思うんですけれども、結局今の仕組みは、裁判官というものは、任官して最初の十年が判事補、その後、これは年齢によって違いますけれども、二十年とか三十年が判事と、こんな構造になっております。
 それで、判事補が十年終わりますと判事になるんですけれども、判事補は定員を増やしたわけであります。しかし一方、判事の方は、まだ少ない採用人数の頃の方が定年を迎えるといいますか、ですから三十年とかそのぐらい前に少ない人数で採用した方が定年を迎えると。そうすると、判事補が増えた人数が、判事補が判事になるときにその人数だけの判事の椅子が空くわけじゃなくて、判事を定年なりして退官される方の人数は少ない、そこへ増員した方の判事補の数が今度は判事にしなくちゃいけない、そうすると、どうしても計算上判事の椅子がなくなってしまう、だから、判事補を判事にするために、その枠を広げるために増員しているんじゃないかと、こんなような形になっていると思うんです。
 ですから、いろいろ、もちろん裁判を充実する、これだって非常に重要なことだと思うんですけれども、どうも現象的には、増やした判事補を判事にするために、しかし辞める判事はまだ少ないから判事の枠を広げるんだと、言わば判事補を増やした玉突き現象で毎年判事の数が増えていくのかなと、こんなような現象が起きていると私は思っているんですけれども。
 仮にそういうような理解をしますと、これ毎年毎年、数を増やした判事補が十年たって判事になるという数は多いけれども、しかし一方で退官していく判事の数は少ないという現象がまだ十年や二十年続くんですよね。だから、そうすると、判事補が判事になるときに判事の枠がないからといって広げ続けると、何か来年もある、再来年もあるというだけじゃなくて、これから十年、二十年ずっと判事の数を増やし続けるんじゃないかと、そうすると最終的にどれだけの数になっちゃうんだろうと、こんな疑問があったものですから、裁判所、私の方としては長期的にどのくらいの数を念頭に置いているのかなと。もちろん、将来の状況において、司法の役割、裁判所の役割とか、あるいは事件数とか不確定な要素があるから、ここで具体的数字はもちろん言えないことはよく分かっておりますけれども、そこら辺の全体像ですね。
 じゃ、今の御答弁ですと、司法制度改革で六百人というのは達成したと、しかしなお状況の変化で四百人ぐらいを増やしたいというお話だということもちょっと答弁の中でございましたが、じゃ、本当にその四百人で終わるのか、そこら辺のところをもう少し具体的に御説明いただけたらと思っております。

発言情報

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発言者: 小川敏夫

speaker_id: 21676

日付: 2016-05-24

院: 参議院

会議名: 法務委員会