山崎力の発言 (本会議)

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○山崎力君 国の統治機構に関する調査会の調査報告につきまして、その概要を御報告申し上げます。
 憲法上、国会は国権の最高機関として位置付けられておりますが、国会機能の活性化をどのように図るのかという課題が今なお存在しております。
 また、参議院に対しましては、二院制議会の下において衆議院とは異なる役割を果たし独自性を発揮することが期待されており、良識の府として目指すべき姿とは何かが問われております。
 衆参両院はいずれも国民代表原則を取っておりますが、衆参のねじれを経て参議院の権限の強さが明らかとなったことなどを背景に、最近の最高裁判決におきましては、参議院議員選挙に対しましても一票の較差の是正が強く求められているところであります。
 このような最高裁判所の態度の変化を受けて公職選挙法の改正が行われ、一部の選挙区にいわゆる合区が導入されることとなりました。この改正は参議院の代表原則の在り方を改めて考える契機となっており、特に地域代表原則につきましてどのように捉えることが望ましいのか、議論が求められております。
 また、多様な民意の反映という観点から、選挙権年齢の引下げが行われることとなり、さらには、女性議員の増加を図ることが課題となっております。
 本調査会では、以上のような問題意識から、三年目の調査項目を「二院制議会における今日の参議院の役割」として調査を行い、去る五月十八日、議長に報告書を提出いたしました。
 その内容は、参考人からの意見聴取及び主な議論、委員間の意見交換、これらを踏まえて調査会における主要論点を整理したものであります。
 論点と主な議論の内容は、次のとおりであります。
 第一に、国会機能の活性化についてであります。
 具体的には、審議活性化のための対応策、行政統制の強化、決算審査の充実等について取りまとめております。
 第二に、衆参両院の在り方についてであります。
 衆参の役割分担の明確化、衆参の代表原則、議員の選出方法等について取り上げております。
 第三に、参議院の目指すべき姿についてであります。
 権限の強さを念頭に置いた上で参議院が独自性を発揮すること等について取りまとめております。
 このほか、国会と内閣の関係、女性や若年層の政治参加の促進等についても言及しております。
 本調査会は、設置以来、「議院内閣制における内閣の在り方」、「国と地方の関係」、「二院制議会における今日の参議院の役割」について調査を進めてまいりました。
 参議院創設七十年を迎えようとする今日、三年間を通じて、「時代の変化に対応した国の統治機構の在り方」というテーマで本調査会において真摯に議論が重ねられたことは、今後の本院での様々な議論に大いに寄与するものであることを申し上げ、報告といたします。(拍手)
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発言情報

speech_id: 119015254X02920160520_026

発言者: 山崎力

speaker_id: 7476

日付: 2016-05-20

院: 参議院

会議名: 本会議