麻生太郎の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(麻生太郎君) この地銀、第二地銀、信用組合、信用金庫等々を含めまして、地方に根を張っております金融機関の融資姿勢というのは、山崎先生御指摘のとおり、極めて重要であります。
 私、三年、四年ほど前にこの金融庁の担当をさせていただいたときの演説というのは、三回連続同じことを言ったと思いますが、ここは金融処分庁というイメージが強過ぎる、それは九七年のいわゆる金融危機、二〇〇八年、九年のリーマン・ブラザーズのいわゆる破綻騒ぎ等々によって金融機関が大量の不良債権というのを抱えたというのは事実ですし、その不良債権の処理というものに非常に長い時間を要したということも事実でありますから、簡単に言えば、企業は、内部留保を見ましても、どう考えてもこれは債務超過になっているところですから、債務超過になっているところに金は貸せませんから。
 したがって、そういう時代が続いたというのは間違いないと思っておりますが、今、現実問題としてその状況は大きく変わってきているんだから、少なくともデフレではなくてインフレの方向に事は動き始めているというので、これまでのサイドではやめてもらわないかぬと。したがって、金融育成庁というイメージに変えてもらうのが条件、これ三年連続同じことしか言っていないと思いますが。
 おかげさまで、金融に対する、ものに対する考え方というのは少し変わってきていると思っております。特に上の方は変わってきていると思っているんですが、現実担当します融資の課長とか現場を回っている人たちが、山崎先生言われるように、地方にありますいわゆる芽が出てくる、いわゆるシーズと称する芽が出てくるその部分にちゃんと育成をしてやるという目利きの部分と、その部分の能力はあっても、いわゆる発明なりイノベーションされたものをどの企業とくっつけて商売をするか等々のことに関しては残念ながら視野が狭い、中小企業の持っておるその地域だけしか見ていないけれども、この部品は遠く離れたこちらのところで求められているものだということを知る機会が一番多いのは金融機関、はっきりしています。しかも、転勤ありませんから、ほとんど。
 だから、そこのところで一番地元に根を張っているんだから、その人たちの目がおかしいし、そういった人たちが融資をしようというのを、度々担保が足りないとか不動産を持ってこいとかいうような従来どおりのあれでは地銀は潰れます、もっときちんとそういったものをしていく方向にやっていくべきだと言ってかれこれ三年少々たちますので、随分変わってきたと思っているんですが、残念ながら、まだ下のところで、現実取引するそのところまでにはなかなか至っていないと思っておりますので、引き続きこの方向で事を進めていきたいと思っておりますので。
 おかげさまで、ぼつぼつ地方では出てきているのは幾つかありますけれども、確実にそういった方向で事を進めてまいりたいと考えております。

発言情報

speech_id: 119015261X01020160307_011

発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2016-03-07

院: 参議院

会議名: 予算委員会